米国半導体工業会(Semiconductor Industry Association:SIA)は、2021年第1四半期の半導体市場が前四半期比3.6%増、前年同期比17.8%増の1231億ドルとなったと発表した。また、2021年3月度の半導体市場は前月比3.7%増の410億500万ドルとなったという。

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    半導体の月間売上高と前年同月比での増減率の推移 (出所:SIA)

SIAの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJohn Nuffer氏は、「3月の前年同月比および前月比の売上高はすべての主要な地域市場で増加し、需要も主要な製品カテゴリで増加した」と述べている。

また、地域別で見ると、前年同月比では中国が同25.6%増、アジア太平洋/その他すべてが同19.6%増、日本が同13.0%増、南北アメリカが同9.2%増、ヨーロッパが同8.7%増と、すべての地域でプラス成長となったほか、前月比で見てもヨーロッパが同5.8%増、中国が同5.3%増、アジア太平洋/その他すべてが同3.4%増、日本が同3.1%増、南北アメリカが同0.6%増とこちらもすべての地域でプラス成長を果たした。

米国での半導体製造と研究への投資を要請

またSIAは、米国のバイデン大統領が就任後の100日間において、米国内における半導体製造、設計、および研究への投資を通じて、半導体における米国のリーダーシップを強化することへのコミットメントを示したことを受けて、大統領と議会の超党派で構成されたグループに対して謝意を示すとともに、 「CHIPS for America Act(米国半導体製造や研究を強化する法案)に基づいて半導体製造および研究に資金を提供するために大統領が500億ドルを連邦議会に要求したことは、米国が世界的な競争力を維持し、明日の技術をリードするために必須である。今こそ、ワシントンの指導者たちが、これらの重要な分野に資金を提供する法律を制定することによって、私たちの国が必要とするもっと多くの半導体チップが米国国内で生産されることが保証される」と述べ、連邦議会における早急な助成金の承認と、米国半導体業界に対するその実施を要請している。

なお、SIAはSEMIなどほかの業界団体とともに、自由貿易を阻害するすべての輸出規制には従来通り反対している。