半導体製造装置・材料の業界団体である国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は、2017年の半導体向けシリコンウェハの出荷面積が前年比10%増の118億1000万平方インチとなり、過去最高であった2016年の出荷面積(107億3800万平方インチ)を上回ったことを発表した。

これにより、シリコンウェハの出荷面積は4年連続で過去最高を更新したほか、シリコンウェハの販売額も前年比21%増の87億1000万ドルと2桁増の成長となった。ただし、販売額の過去最高は2007年の112億ドルで、それに比べると、販売額の下落傾向に歯止めがかかった程度といえるだろう。

近年は、シリコンウェハの供給不足が目立つようになってきており、今後、ウェハ価格が上昇すれば、市場としての成長も期待されるようになるとみられる。

  • シリコンウェハの出荷面積と販売額の推移

    半導体向けシリコンウェハの出荷面積と販売額の推移 (出所:SEMI)