セブン&アイ・ホールディングスは31日、電子マネー「nanaco(ナナコ)」の発行件数が200万枚を突破したと発表した。サービス開始から39日目での到達で、100万件突破の報道から10日で100万枚増加したことになる。同社では来年5月末までに発行件数1,000万件を目指す。
nanacoは流通企業が発行する初めての電子マネーで、4月23日に東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗(町田市を除く)でスタートした。5月14日からは栃木県・群馬県・茨城県・千葉県・埼玉県・神奈川県・岩手県・宮城県・山形県・福島県・新潟県および東京都町田市の11県と1市にサービスエリアを拡大。28日には、北海道・長野・山梨・東海・関西・中国・九州のセブン-イレブン約5,470店舗でも利用できるようになった。現在は、34都道府県に展開するセブン-イレブン約11,700店舗においてサービスが提供されている。
発行件数の内訳はnanacoカードが約90%、nanacoモバイルが約10%で、100万枚突破時よりもカードが占める割合が高まった。nanacoカードの発行手数料は300円だが、nanacoモバイル(おサイフケータイ)であれば無料。PC専用サイトか携帯サイト、もしくは店頭に設置されている「入会申込書」で登録した後、店頭で申し込むと即時発行となる。nanacoで支払いをすると100円ごとに1ポイントが付与され、貯めたポイントは、1ポイントに付き1円相当の電子マネーに交換することができる。チャージ上限額は29,999円。