SNSで人気を集めるママイラストレーター・ほかほか命さんとパパイラストレーター・ぷにぱぱさんによる連載「【漫画レポ】#新米ママパパの妊娠後期の準備時間 Vol.2」。この連載では、妊娠後期に準備しておきたいあれこれを、先輩ママ・先輩パパの実体験から考えていきます。今回はママイラストレーター・ほかほか命さんによる「出産準備中のお互いの役割分担(モノ編)」のエピソードです。
ほかほか命さん
イラストレーター。2020年11月に生まれた息子・はるくんと家族愛であふれる夫との日常を漫画にした投稿をブログやSNSで発信中。こんにちは!2度目のコラムを担当させていただきます、ほかほか命です!前回のコラムのテーマ・出産準備した“コト“に引き続き、今回は我が家で出産に向けて準備した“モノ“についてお話しさせていただきます。
必要なモノを“6項目”に分けてリスト化!準備が完了したらチェックを
出産後はどうしてもバタバタしてしまうもの。だからこそ、出産後に必要なモノの準備は妊娠中にしておくと安心ですよね。私自身、「未知な世界に飛び込む前に、できる限り準備をしよう!」と意気込んでいたので、妊娠中期頃から産院にもらった準備表やSNS、雑誌を中心に「これがあって良かったよ!」というものを片っ端から自分オリジナルでリスト化して、準備したものからチェックをしていきました。
具体的には、
・出産&入院生活に必要なモノ
・我が子に必要なモノ(衣類、授乳用品、オムツ用品、大型用品など細分化)
・里帰り中&新居に必要なモノ
・内祝い
・書類
・買うかレンタルにするか迷ってるモノ
この6項目に分けて、リストアプリを活用しながら夫婦で共有していました。必要物の準備は旦那がメインでしてくれて(主にネット注文)、デザインへこだわりがあるものや、ときめきの強いものは私か夫婦で買い出しに行っていました。
なかでも服装の準備が難しかったのですが(初めてベビー服屋さんに行ったとき、赤ちゃんの服や肌着の型の種類の多さに白目を向いたほかほか)「○月生まれの赤ちゃん」とインターネットで調べると、冬の頃に必要な服や肌着の種類、サイズの目安などが細かくわかったのでそれを参考に準備を進めました。 両親や義両親も何度も一緒に買い出しに行ってくれて、実際に使いやすそうなものなどを助言してもらえて本当にありがたかったです。
「頼めば買ってくれるけど……」準備中に生じた、気持ちのモヤモヤ
そんな順調に進んでるように感じていたモノの準備のなかで、どうしても夫婦でズレが生じることがありました。
とにかくベビー用品がかわいくてワクワクが止まらず前のめりで準備していた自分に対して、旦那はというと頼めば買ってはくれるけど基本的にすべて“受け身”な印象でした。調べるのもリスト化するのも自分で、まるで私だけ出産を楽しみにしているかのように感じてしまい、そこに温度差を感じていたのです。
仕事が忙しいのはわかるけど、なんでもっと興味を持って調べたりしたいと思わないんだろう。もっと「これかわいいね」とか「こんなのもあったよ〜」とか一緒にわきゃわきゃ言いながら準備したいのに……と、楽しい準備のはずがいつの間にか悶々としながら買い出しをしている自分がいました。
「このままではいかん!」と、旦那に気持ちを伝える時間を作りました。勝手に1人でもやもやしていたのですが、いざ話してみると「ほかほかは、かわいいと思うものとそうでないものがハッキリしていてこだわりが強いし、ベビー用品を調べているのもとっても楽しそうだったから自分でやりたいんだと思ってた。できることはしようと、頼まれたことはすぐに対応するようにはしてたんだけど……」と言われハッとしました。
たしかに旦那はいつも効率的に動いてくれて、優柔不断な私ではずっと時間がかかっていたであろう準備も旦那のバックアップのおかげで順調に進んでいることは一目瞭然でした。もちろん新生活に向けて準備していくなかでお互いに思うところが出てくるのは当然ですが、してくれていることよりしてくれないことにばかり目を向けてしまっている自分に気づき申し訳なくなりました。
夫婦での意見のすり合わせの時間こそ「1番の出産準備」
そこからはもっと楽しく準備を進められるようにお互いの考えを伝え合って、「私ももっとこうして欲しい」ということを伝えられた大事な時間になりました。こうした夫婦での意見のすり合わせの時間こそ、1番の出産準備なのかもしれないなと今になると思います。
実際に出産を経験してみると、想像していたよりずっっっっと産後の忙しさはすさまじく……。その上、頭のなかは我が子を生かすことに全神経を集中させるので、他のことを考える余裕がありません。そのため、事前にモノの準備をある程度しっかりしておいて本当に良かったなという場面が何度もありました。
今まさに絶賛出産準備中という方もたくさんいるかと思います。ついついやることが多くて気持ちが焦ってしまうこともあるかもしれませんが、ぜひかわいいベビー用品にめいっぱいときめいて、産後はなかなか取れない夫婦2人でゆっくり出かけられる今の時間を楽しんでください。少しでも笑顔の時間が多い出産準備期間になることを願っています!
[PR]提供:ピジョン