アウトドア用の椅子を持ち運び、公園や水辺といったお気に入りの場所に座ってリラックスする「チェアリング」。これに自転車をプラスした「サイクルチェアリング」が秘かな話題を呼んでいます。
イラストレーターのたじまなおとさんも、サイクルチェアリングにハマっている一人。本メディアで「ひとりサイクルチェアリングをやってみた 」という連載もしていたほどです。
そんなたじまさんと一緒に、サイクルチェアリングにぴったりな“荷物も積めるe-bike” 「Bruno e-tool 」で都内の公園をぶらり。どれだけ荷物が詰めるのか、サイクルチェアリングの魅力はどこにあるのか、イラストを交えてレポートします!
イラストレーターのたじまなおとです。いつものサイクルチェアリングより荷物をたくさん積めるので、ワクワクしています。 e-bikeに乗るのは初めてなのですが、どれだけラクに走れるのか、興味津々です。 |
サイクルチェアリングは準備が命!
持ち物をチェック!
「何を持って行き、どう過ごしたいのか」。
サイクルチェアリングを充実させられるかどうかは、キャンプと同様、事前の計画が鍵を握っています。
――たじまさん、今日はどのように過ごしますか?
めっきり寒くなってきたので、温かいコーヒーを飲みたいですね。火が使える公園に行き、バーナーを使ってお湯を沸かすところからやってみたいです。あと、甘いスイーツがあると最高なので、ホットサンドメーカーを持って行って現地で作りましょう。 僕はリュックサックと同じくらいの容量のパニアバッグを使っているため、そう多くの荷物は積めず、お湯や食べ物は自宅で用意して行くことがほとんどです。今日はたくさん荷物が詰めるので、デイキャンプに一歩近づくサイクルチェアリングを目指したいと思います。 |
サイクルチェアリングにぴったりな
“荷物も詰めるe-bike”「Bruno e-tool」
今回は、サイクルチェアリングにぴったりな“荷物も詰めるe-bike”「Bruno e-tool」を体験させていただくため、芝公園にあるブランドスクエア「COG TOKYO」からスタートします!
こちらが「Bruno e-tool」です。
発売されて間もないので、店内でもひときわ大きな「Bruno e-tool」の展示スペース。
スタッフの中里景一さんにお話を伺いました。
「Bruno e-tool」の特徴は主に4つあります。 まず、コンパクト設計です。一般的な電動アシスト自転車の重量が30kgほどであるのに対し、18.6kgという軽さを実現しました。 また、全長170cmであるため、ファミリー向けのマンションのエレベーターで運ぶことができ、玄関ポーチで保管できます。 |
次に、最大積載重量が50kg※以上という頑丈なリアキャリアです。大容量の荷物を運べるのはもちろんですが、子乗せシートを装着すれば、お子さんを安全に乗せることができます。 スポーツタイプの自転車には珍しいスティール製正立スタンドを標準装備していますし、最大左右5度の傾きでも倒れない安心設計が施されています。重心が低く、走行中もブレません。 |
そして、大容量バッテリーです。エコモードの航続距離は、なんと120km。ハイモードでも80kmの走行が可能です。 充電回数が少ないので、バッテリーも長持ちします。 |
あと、見逃せないのがシマノ製の最新モデルのユニット「SHIMANO STEPS」です。乗る人の“クセ”を読み取りながらバッテリーの出力を調整し、マイルドなアシストで自然な乗り心地を実現しています。 電動アシスト自転車にありがちな、後ろからドンっと押されるような不自然な挙動はありません。 |
おしゃれな見た目と安全性、快適な走行性をすべて兼ね備えた「Bruno e-tool」は、小さなお子さんがいるファミリー層にうってつけのe-bikeです。 幼稚園や保育園の送り迎えや、週末のキャンプやピクニックといったレジャーシーンなどで重宝されていますよ。 |
とてもカッコ良いです。僕はグリーンのカラーが好きですね。 リアキャリアの上のボックスはオートバイが載せるような大きさなので、持ってきた荷物は難なく詰め込めそうです。 |
約8.6km離れた都内の公園へ!
「Bruno e-tool」の乗り心地は?
それでは「Bruno e-tool」に乗って、いざサイクルチェアリングに出発!
今回、大容量リアボックス付きのモデルをお借りできたので、まずは荷物を積みこみます。
目的地は、都内で火気が使える公園「大井ふ頭中央海浜公園」。「COG TOKYO」のある「芝公園」から約8.6kmの道のりです。
――たじまさん、普段はどれくらいの距離を走るんですか?
川沿いのサイクリングロードを片道20kmくらいですかね。公園を開拓したりしつつ、コーヒーを飲んで帰るのが定番です。 |
「大井ふ頭中央海浜公園」までの道中、美しい並木道があったので立ち寄りました。
運河沿いの芝浦地区。竹芝橋で紅葉とパシャリ。
――「Bruno e-tool」の乗り心地はいかがでしょうか?
実は、荷物をたくさん積んでいるので、漕ぎ出しがフラつかないか心配していたのですが、あまりにもスムーズで杞憂に終わりました。 むしろ、重さをまったく感じません。 |
ラクに走れる喜びに浸るたじまさんは、またも寄り道。
レインボーブリッジをループ橋の隙間から覗けるレアなスポットを発見しました。
レインボーブリッジを過ぎたこの辺りは、歩道に自転車専用レーンがあり走りやすい道が続きます。
そうこうしているうちに目的地の「大井ふ頭中央海浜公園」が見えてきました!
同敷地内にあるホッケー競技場では、東京大会のホッケー競技が開催されました。
この辺りも自転車専用レーンが整備されており、自転車の人に優しい道になっています。
バーベキュー可能エリアである「はぜつき磯」周辺に到着!
平坦な道は安定してスイスイ走行できますし、上り坂ではアシストが強まり、まるで下り坂を走っているような感覚に。 ハンドルグリップのクッションが効いていて馴染みが良いですし、煩わしい操作も一切なく、すぐに乗りこなせました。 |
椅子を設営し、
いざサイクルチェアリング開始!
――サイクルチェアリングで大切なのは、椅子の設営場所。選ぶポイントはあるのでしょうか?
第一に「景色が良い場所」を選びます。 あと、椅子の脚がめり込んでしまうと地面を傷つけてしまったり、撤収時にも椅子が抜けなくなってしまったりするので、地面が柔らかすぎるところは避けるようにしています。 「人が密集していない」というのもポイントですね。迷惑をかけないようにしないといけませんので。 |
たじまさんが選んだのは、海を間近で見晴らせる場所。
ここ「はぜつき磯」はバーベキュー可能エリアとして開放されていて、休日は賑わっているそうです。
せっかく火を使えるので、お湯を沸かしてコーヒーを淹れてみたいと思います。 |
バーナーでお湯を沸かしている間にコーヒー豆を挽きます。
ちなみに、火が消えないように風よけとして活用しているのは100円ショップで購入した「クッキーの型」。「前から購入していたのですが、ようやく使える出番が訪れました」と、たじまさんも嬉しそうです。
お湯が沸いたら粉を入れる前にペーパーフィルターにお湯を通して 紙の匂いを消すのが、たじま流。素晴らしいロケーションでおいしいコーヒーを飲むためのひと手間は欠かしません。
ポットを回しながら静かにお湯を注ぐと、ポトポトと滴る音が聞こえ、コーヒーの香りが辺りに広がります。
こうしてわざわざ外で淹れるのがサイクルチェアリングの魅力ですよね。 自宅で淹れたコーヒーを水筒に入れて持って行くことも多いので、今日のはまた格別です。コーヒーを飲みながらぼーっとするのが何よりの贅沢ですね。 |
コーヒーを飲んでいると、甘いものが食べたくなってきます。今回は普段は重くて持ってこれないホットサンドメーカーで「あんまんホットサンド」を作ります。たじまさんも、サイクルチェアリングでの調理は初とのこと。
バターをジュワっと溶かし、あんまんを投入。片面約2~3分間ずつ焼けば、完成です。フォークを突き刺し、鉄板からダイレクトにいただく豪快さもサイクルチェアリングの醍醐味。コーヒーとの相性は抜群です。
自転車を漕いで疲れた身体に、温かいコーヒーと甘いスイーツが沁みますね。出来立てはやっぱり一味違います。 |
背もたれにゆったりと身を委ね、読書をしたり、ラジオを聴いたり、海を眺めたり、時間の経過がやけにゆっくりと感じられました。後ろ姿も絵になります。
寒いとお腹が空きますね(笑) |
外でラーメンを作り、食す。
某袋麺のCMの風景が現実に。再びお湯を沸かして袋麺を入れ、生卵をポトリ。蓋を開ければ、卵が何とも美しい。口に運べば、思わず笑みがこぼれます。卵を箸で割り、麺にからませるとさらに美味。
めちゃめちゃおいしいです。もはやデイキャンプの領域ですね。 |
サイクルチェアリングは、
心身の健康を保つアクティビティ
――たじまさん、いつものサイクルチェアリングと比べていかがでしたか?
e-bikeに乗ったのは初めてでしたが、ラクに走れて驚きました。 また、「Bruno e-tool」のおかげで荷物をたくさん持って来られたので、普段ならできないような調理まで体験でき、ワンランク上のサイクルチェアリングを楽しめたように思います。 仕事であることを忘れて寛げました(笑) |
――我々も楽しかったです!最後に質問してよろしいでしょうか?たじまさんにとって、サイクルチェアリングとは?
身体と心、両方の健康を保てるアクティビティです。自転車を漕いで身体を動かし、椅子に座って日差しに当たっていると、ポカポカしてきて温泉に入っているように癒されます。 サイクルチェアリングには、さまざまな効能があるのではないでしょうか。 |
荷物もたくさん積むことができ、しかも電動アシストで重さを感じさせない「Bruno e-tool」。サイクルチェアリングにもよし、車に積んでキャンプのお供にするもよし、子供乗せを装着して日常使いをするもよし、まさに万能な自転車でした。
最後に、今回乗った「Bruno e-tool」の魅力を、イラストにまとめてもらいました。
あなたも、自転車のある生活を始めてみませんか?
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シマノは、世界中の自転車を愛する人の感動に寄り添いたいと願い、品質にこだわった本当に信頼されるものづくりをめざしています。
今までもこれからも「こころ躍る製品」を皆様にお届けしてまいります。
Illust:たじまなおと
Photo:Asami Endo
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