春の気配が近づき、気分も一新する衣替えのシーズン。春夏のスーツやジャケットの準備はもうお済みだろうか?ビジネスマンにとって大切な第一印象はまず見た目から!ということで、2016年春"これだけは押さえておきたい"スーツスタイルやジャケットスタイルのトレンドについて「BEAMS」プレスの安武 俊宏氏にお話を伺った。
――今春のスーツスタイルやジャケットスタイルのトレンドはどのようなスタイルでしょうか?
「いずれもクラシック回帰の傾向がありますね。スリーピーススーツやダブルブレステッドなど、春夏でもこういったスーツが数多く出てきています。ジャケットスタイルに関しては、あえてさし色を使わずに同系色の2色程度でまとめるコーディネートがオススメですね。ジレ(ベスト)を入れたり、メタルボタンのものを選ぶとこなれて見えます。
また、ビジネスで定番のネイビーカラーは外せませんが、今季注目されているのは織り柄で生地感に凹凸を表現したジャカード素材。遠目には無地に見えるのですが、近寄ると変化に富んだ表情をみせてくれるので上級者らしいモダンな印象を与えます」
何はともあれ、今春のキーワードは「ジレ」。スリーピーススーツはもちろん、ジャケットスタイルでも活躍する差し込みアイテムだ。夏場など上着を脱ぐことの多い季節はシャツだけだとどうしても緩い印象になりがちだが、ジレを身につけているだけでその印象はぐっと引きしまる。
BEAMSでは今自分が持っているスーツに合わせて「ニットなど異素材のジレを組み合わせて追加する」というスタイルもバリエーション豊富に提案しているそうなので、まずはプラスワンアイテムとして導入してみてもいいだろう。
20代から取り入れたいスリーピーススーツ。ネクタイもレトロな柄を今風の色味に落とし込んだものが人気だとか。シャツとネクタイは柄×柄で一見難しそうな印象があるが、各アイテムが「単品で浮かないよう」チョイスすると爽やかなコーディネートの完成だ。
そして、仕事にも慣れ、会社の中堅として活躍する30代ファッション上級者にぜひ挑戦してもらいたいのがダブルのスーツ。昔のダブルとは違い、かなり細身に作られているのでスタイルも決まりやすい。
――「できるビジネスマンの着こなし」のためにはどのようなことに気をつけるとよいでしょうか?
「当然のことではありますが、まずはサイズがご自身にしっかりと合っているということです。シャツは首まわりのサイズを測り、プラス2~3cmのきちんと詰まったものを選ぶとネクタイが起き上がった見え方になり綺麗に見えます。
スーツやジャケットの場合は、肩傾斜などがモデルによって異なるので、自身の体型に合わせることによって余計なシワもなくなりますね。最近の傾向として上着は細身で肩もナチュラルなものが、パンツはジャケット同様細身ですが、プリーツ入りが改めて注目されています。また、パンツのクリースラインがしっかりとあると、それだけでスタイル良く見える効果もありますよ。いずれにしても無駄なシワがないようしっかりとアイロンをかけるのもポイントとなると思います」
なるほど、まずはフィット感が大切ということ。ネクタイの結び方はシンプルなプレーンノットが主流ということで、リネンやコットンなどのシルク以外の素材を用いたものや、ニットタイなどカジュアルなものを取り入れてみるのも面白い。細身のスーツにキュッと小さめに首に沿わせて結ぶとしっくりくるそうだ。
――スーツやジャケットをキレイに保つためのメンテナンス方法を教えてください。
「まず、スーツは1日着たら1日休ませること。同じスーツをずっと着用しているとダメージも蓄積されてしまいます。ブラッシングは、帰宅後と出勤前にそれぞれ行ってもらいたいです。時間にしても、1回1分もかからないと思うのでぜひ習慣にしてほしいですね。ホコリをかき出すことにより、生地にも良い影響があります。さらに便利なのはスチーマーです。これをあてると除菌(※1)効果はもちろん、短時間で簡単にシワや臭いとりができます。汗を飛ばすこともできるので、特に夏場は気になる臭い対策に加え、生地をいたわる意味でも利用してほしいと思います」
そこで今回は、安武氏にパナソニックの新しい衣類スチーマー「NI-FS470」を試してもらった。普段から同社の衣類スチーマーを使用しているという安武氏。コンパクトで持ち運びも簡単なため、撮影現場でシワを取る際にも重宝しているそう。 アイロン面がフラットなため、ラインもしっかり作れるほか一度の給水で平均約4分間の連続スチーム(※2)が可能だ。
安武氏によると、いいシャツほど人間の体に合わせて立体的に作られている場合も多く、畳んだ際に余計なシワが入りやすいもの。ジャケットの背中や袖の部分など、シワといかにうまく付き合うかもメンテナンスのコツとなりそうだ。
シャツの左側が使用前、右側が使用後 |
「吊るしでクリーニングに出しても必ず入っている袖部分の折り目。実はこれ、ない方が格好いいんです。シワを伸ばすときに一緒に落とせばさらに上級者の着こなしになりますよ」(安武氏談)
衣類スチーマーやアイロンなども欲を言えば着るたびに当ててあげてほしいですね。そのわずかなひと手間が見え方の大きな違いとなります。これらのアイテムは、一度買うとなかなか買い替えないものでもあるかと思いますが、実はびっくりするほど進化していたりするのでぜひ試してみてほしいですね」
今春のトレンドに加え、できるビジネスマンの魅せ方もぜひステップアップしてみては。
※1 除菌試験内容 ●試験依頼先:(一財)日本食品分析センター ●試験成績書発行番号:第13076263002-01号 ●試験成績書発行日:2014年3月25日 ●対象部位:衣類 ●試験方法:高温アイロン面を押し当てた菌付着布の除菌確認 ●除菌方法:高温アイロン面押し当てによる ●試験結果:99%の除菌効果。試験は2種類の菌で実施。
※2 アイロン面の温度変化により、スチームの出かたが変わります。
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