――そんな中で、Huluオリジナルドラマとして「ラストコップ」が生まれたわけですが、制作した理由は?

理由はシンプルで、会員を獲得するためには、他では見られないコンテンツが有効だろうと思ったからです。事実、「ラストコップ」でHuluの認知度とブランド力は向上したと思いますね。「Huluって『ラストコップ』のでしょ」と言われることが増えています。

――出演者も地上波のドラマ並で、かなり豪華ですよね。

そこはやはり日本テレビとの共同製作である、というのが大きいですね。俳優陣がHuluの可能性を買ってくれたこともありますが、日本テレビがやるからこそ出てくれた面もあると思います。

――海外ドラマはヒットしたシリーズを厳選して配信していますよね。それらと勝負することに気負いはありませんでしたか?

海外ドラマは莫大な制作費を使いますよね。さすがにその規模にはいけませんので、やはり葛藤はありました。ただ、視聴者が日本人だからこその強さもあります。日本語でやっている日本のドラマなので、文化や設定に対する理解が容易で見るためのハードルは低いですから。

オリジナルドラマは作り手にもうれしいコンテンツ

――かなり日本テレビのコンテンツも増えてきましたが、ユーザーとしては海外ドラマも増やしてほしいところです。一方で、「ラストコップ」のようなオリジナルコンテンツも気になっています。贅沢な悩みですが(笑)。今後はどの方向にHuluを伸ばしていこうと考えていますか?

「ラストコップ」が好評だったので、オリジナルドラマは引き続き作っていきたいと考えています。今回とはまた違った形でのテレビとの連携も面白そうですね。それから、日本テレビのバラエティ番組をもっと配信したいですね。バラエティは定額制の配信サービスと相性がいいんですよ。ドラマと違って、バラエティは別に先週分を見なくても楽しめますよね。そうなると、都度課金は難しいのです。しかし、定額制なら見放題ですから、気軽に見てもらえる。

――たしかにHuluだと、テレビのチャンネルを回す感覚で、ちょっと見てから次へ行っちゃいますね。

ザッピングみたいなものですよね。テレビ番組はとにかくつまらない部分を一瞬でも作らないようにして、チャンネルを切り替えられないように制作者は努力しています。また、ザッピングで来てくれた人に面白いと思ってもらえるように、どこを切り取っても面白くなるようにしています。テレビの性質上、そうするしかないんですよ。定額制のサービスでは、この特性が生きると思っています。

――テレビもいわば見放題のサービスですからね。

Huluならではのメリットもあります。これは「ラストコップ」のプロデューサーの言葉ですが、テレビは尺が決まっている都合で、泣く泣くカットするシーンが出てきます。しかし、Huluはそのあたりの制限がありません。もちろん、延々と続けることはできませんが、あと少しだけ入れたいシーンは入れられます。面白いならカットせずに流せるのは、作り手としても嬉しいことですね。

今後はスポーツやレッスンビデオも配信!?

――ということは、バラエティはどんどん増えてきそうですね。

そうはいっても、バラエティに偏るわけではありませんよ。Huluはなにか一つに特化するのではなく、海外ドラマも、日本のドラマも、バラエティも、オリジナルコンテンツも、すべて配信していきます。年に何本配信しようとか、オリジナルを何本作ろうとか、そういった目標は立てていません。量より質で、本当に喜んでもらえるものを入れていきたいですね。

――今後は意外なジャンルの番組が入ったりすることも?

あるかもしれませんね。たとえばスポーツやショートフィルム、レッスンビデオやエクササイズビデオなど、現在なかったものが入ってくる可能性はあります。

最大のライバルは買い物!?

――テレビにどんどん近くなっていくというわけではないのですか?

そんなことはありません。テレビと配信サービスはやはり別物なんですよ。Huluはテレビになりたいわけではなく、エンタメ好きが集まる場になりたいと考えています。テレビにはテレビの役割があり、たとえばニュースやスポーツなどはリアルタイムで見るから意味があるわけですし、国民的というのも圧倒的な普及率を誇るテレビでしかありえないと思います。

――先ほど、Huluとテレビはライバルではないと言われましたが、では本当のライバルは?

テレビでもないし、他社の競合サービスでもないですね。強いて言うなら、余暇の時間にできることすべてでしょうか。ある意味、買い物だってライバルですよ(笑)。暇な時間に何をして過ごそうかと考えたとき、Huluが選択肢の上位になることが理想です。

――ありがとうございました。

ちょっと前までは"海外ドラマを見るためのサービス"というイメージが強かったHuluだが、どうやら今後はさらに多岐にわたったジャンルの作品を配信していく方向に進むようだ。一方で、海外ドラマにも変わらず力を入れていくということなので、従来からのファンも安心である。

冒頭の話に戻るが、VODサービスを選ぶなら、やはりコンテンツがそろっているところがいい。海外ドラマや映画、テレビドラマ、バラエティ、アニメ、オリジナルと様々なジャンルがそろっていて、今後も全方位に拡大していくHuluで余暇の時間を充実させてみてはいかがだろうか。

Hulu

月額933円(税抜)で人気映画やドラマ20,000本が見放題のオンライン動画配信サービス。インターネットに接続したテレビ、パソコン、タブレット、スマートフォン、ゲーム機などで自宅でも出先でも、好きなだけ映画やドラマを楽しむことができる(一部の端末は除く)。また、自宅のテレビで視聴していた映画の続きを、一時停止をした場面から外出先でスマートフォンを使って視聴することも可能。特定のデバイスにはキッズロック機能も搭載されているため、子どもでも安心して楽しむことができる。⇒2週間無料トライアルはこちら

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