“美人すぎる”バリスタも納得！ スイーツはコーヒーのテイストに合わせて選ぶ

コンビニで提供されるコーヒーが完全に市民権を得たり、“コーヒー界のアップル”と呼ばれる「ブルーボトルコーヒー」が日本上陸したりと、コーヒーブームがより一層わきつつある。この波はスイーツ界にも影響を与えているようで、洋生菓子の製造・販売を行うモンテールからは、コーヒー豆の焙煎度合いに合わせたスイーツ「ミニショコラケーキ」と「ミニチーズケーキ」が登場した。そこで、コーヒーの“プロ”であるバリスタの方に、このスイーツを試してもらった。

訪れたのは東京・表参道で営業しているエスプレッソ専門店「LATTEST OMOTESANDO EspressoBar」（ラテスト、以下、LATTEST）。同店でバリスタを務める滝口希さんにお願いしたところ、快く引き受けてくださった。実は滝口さんは、「Coffee Fest LATTE ART WORLD CHAMPIONSHIP in アトランタ」でベスト16になるほど。2015年4月に開催される「Coffee Fest LATTE ART WORLD CHAMPIONSHIP in 東京」のファイナリストにも選ばれている。まさにプロからの意見をうかがえるというわけだ。

まず、コーヒーとスイーツについて滝口さんにうかがったところ「最近ではコーヒーとともに食するスイーツにこだわっている人が増えています」と前置き。そのうえで「実は開店当初はコーヒーだけしか提供していなかったのですが、お客様からの要望もありスイーツも手がけるようになりました」という。LATTESTに用意される主なスイーツは「ミルクレープ」「ミニドーナツ」「クッキー」の3種類。「当店のバリスタは6人全員が女性なのでスイーツ作りを得意とする人が多く、皆で『どのようなスイーツがあったらお客様に喜んで頂けるか』を常に考え、意見を出し合いながら作っています♪」（滝口さん）。ちなみに、通常コーヒーの粉は7g程度使われるが、同店では約21gも使用。コク深い味わいのコーヒーが楽しめるそうだ。

いよいよ試食！ 「ミニショコラケーキ」「ミニチーズケーキ」をコーヒーとともに

今回、滝口さんに試していただいたのはモンテールの「ミニショコラケーキ」と「ミニチーズケーキ」。まず最初に口にしたのはミニチーズケーキのほうで、開口一番「チーズの風味がとても効いていますね！ それでいて後味がスッキリしているのがうれしい。これは、わりとさっぱりと飲める当店の『アメリカーノ』（エスプレッソをお湯や氷水で割ったコーヒーで、エスプレッソの味がしっかり楽しめつつも軽い飲み口が特徴）に合うと思います」との感想をいただいた。続いてミニショコラケーキを試すと「ショコラの苦みとクリームの甘みのバランスがよいと思います。しかもスポンジ生地がしっかりとしているので噛みごたえがあり、味わい深いです。エスプレッソのようなコク深いコーヒーにも合うと思いますが、当店だとカフェラテに合わせるのがいいかもしれませんね。そもそも、ショコラとチーズという素材自体、コーヒーと相性がよいと思います」と答えてくれた。

ショコラとチーズって、本当にコーヒーと合うの？

両商品を開発したモンテールの上総（かずさ）さんによると「滝口さんのおっしゃるとおり、チョコとチーズはコーヒーの香りの成分が似ているため、コーヒーに合うといわれています。せっかくなら、コーヒーの味わいに合わせて選べるスイーツがあったら面白いと思い、コーヒー豆の焙煎度合いに合わせた２種類のスイーツを開発するにいたったのです。ミニショコラケーキは『深煎り豆のコーヒー』との相性を考えています。苦みやコクの利いたコーヒーの風味に負けないよう、濃厚でしっかりしたショコラ生地とどっしりしたミルククリームを合わせました。一方、ミニチーズケーキは『浅煎り豆のコーヒー』と合わせました。チーズのさわやかな風味を生かすことで、スッキリとしたコーヒーに合うようにしています。実は、開発時にコーヒーにハマってしまい……。コーヒーマシンを購入して、家でもコーヒーに親しみつつ開発に臨みました！」という。つまり滝口さんの“見立て”は的を射ていたということだ。

ますますブームに拍車がかかるコーヒー。コーヒーだけでも十分に味わいを楽しめるが、スイーツとの組み合わせも少しこだわってみることで、より充実した“コーヒーブレイク”を楽しんでみてはいかがだろうか。

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