仕事に家事、育児に追われる毎日のなかで、「運動しなきゃ」と思いながらもなかなか続かない……そんな悩みを抱えていませんか?
最近話題のピラティスは、体幹を整え、美しい姿勢としなやかな体を作るメソッドとして注目を集めています。しかし、時間がない、ジムに通えないなどの理由で諦めてしまう方も少なくありません。
そこで今回は、1日たった5分のエクササイズで理想の身体づくりや心の変化を目指す『ちょこっとピラティス』の著者・横幕真理さんに、著書の内容をもとにピラティスへの考え方をインタビューいたしました。

横幕 真理 – Mari Yokomaku –
【プロフィール】
2018年、株式会社MAJOLIを設立して起業。4,000名以上の受講生を輩出するピラティス・ヨガスクールの経営をはじめ、コミュニティ、スタジオ、フランチャイズ、メディア、EC、人材などあらゆる事業の企画、戦略立案、運営、プロデュースを自ら行う。「
「ちょこっとピラティス」とは

「ちょこっとピラティス」は、忙しい毎日でも無理なく続けられる1日5分のピラティス習慣について書かれています。
横幕さんが今まで指導してきた4,000名以上の経験のすべてを注ぎ込んで開発したメソッドで、週に1回ジムに通うよりも毎日5分の「ちょこピラ」を続けるほうがずっと効果的なのだとか。
忙しくてジムに行く時間がない人や運動が苦手な人でも、スキマ時間にサッとできて習慣化しやすい工夫が満載です。
例えば、本書で紹介されているエクササイズはどれも「ながらピラティス」が可能。テレビを見ながら、歯磨きしながら、仕事の休憩中に椅子に座ったまま…といったように、日常生活の一部として取り入れられる内容が充実しています。
著書「ちょこっとピラティス」への想い

「ちょこっとピラティス」のコンセプトは?



実は私自身が昔は運動が苦手、そしてそんな自分が嫌いだったという実体験から来ています。



そうだったんですね。
そんな過去からどのような変化があったのでしょうか?



頑張りすぎると挫折して、その結果自己否定しがちになります。なので、小さい成功を積み重ねることが重要だと分かりました。



出来ないことを気合いで頑張るではなく、
小さな積み重ねということですね。



そうですね。
無理し過ぎず、長く続けることが大切なので、「ちょこっと」という考え方を大切にしてます。
「体重計は捨ててもいい」



著書で「体重計を捨ててもいい」という言葉が印象的でした。



そうですよね(笑)
これは物理的に捨てろという意味ではなく、「誰かが決めた数字」で一喜一憂するのをやめるということです。



例えばダイエットをするとき何キロまで痩せたい!という
目標を決めてしまいそうです。



モデルの体重や目シンデレラ体重は自分に合った最適とは限りません。
無理なダイエットで理想の数字に到達しても、実際に思っていた見た目と違うことがある。



「体重の数値」より「自分がどう感じるか」を重視するということですね。



はい、だからこそ他人の基準ではなく「自分がどうなりたいか」を自己決定することが大切だと考えています。
自宅でピラティスをする時の注意



本の中では、1日5分、自宅でできるエクササイズを紹介されていますが、何を意識したらいいですか?



”そのまま真似しすぎない”ことですね。
自分の体力や柔軟性に合わせ、無理をしないことです。



無理はしたくないのですが、効果が出るなら…と考えてしまいます



本質は5分という短時間ではなく、継続が一番大切ということです。
コツコツ積み重ねることで効果が出ます。



なるほど!だからこそ、オンラインサロン等を活用して習慣化しやすい仕組みが用意されているんですね。



そうですね!あと、「体調は日々変わる」ということは覚えていて欲しいです。継続が大切といえど、痛みや違和感があればすぐにストップすることです。



まさに、辞める勇気ということですね!
今後の展望について



横幕さんはパーソナルピラティススタジオpilates isMも運営されていますが、今後の展望についてお聞かせください!



「ちょこっとピラティス」は誰もが自宅からできるということを伝えたいですが、実際にスタジオに足を運ぶことやピラティスをもっと広めるということも視野に入れてます。



具体的に、スタジオは今年5店舗の展開を目標としてます。そして、既に韓国やハワイで実施している資格のサポートも広げていきたいです。



すごいです… これらの活動を通じて多くの人にピラティスを普及することができますね!



はい!全てに共通して何か変えたい人という軸があります。
まずはちょこっとでも良いのでチャレンジしてみてほしいです。私自身も諦めず、小さなことを継続してきたからこそ今があります。この「ちょこっと」を通じて、心身ともに変わり、人生をさらに輝かせる一歩を踏み出してみてください!