「ゴリ押し」という批判と紙一重の編成と言っていいだろう。
日本テレビが17日(土)に『with MUSIC』の「SixTONES1時間SP」、18日(日)に冠番組『Golden SixTONES』、19日(月)に『しゃべくり007』のメインゲストにSixTONES起用と、ゴールデン・プライム帯の3夜連続で彼らをフィーチャーした。
さらに日テレは今年元日にも『Golden SixTONES』の3時間特番を編成。他局ではTBSが1月12日にゴールデン・プライム帯の冠特番『6SixTONES』を放送したほか、昨年大みそかの『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK)で新宿から生中継された“6周年アニバーサリーメドレー”も記憶に新しいところだ。
STARTO ENTERTAINMENTのグループではトップを走るSnow Manに加えて昨年はtimeleszの台頭が目立ったが、なぜ今これほどSixTONESがフィーチャーされているのか。その背景や彼らの現在地点をテレビ解説者の木村隆志が掘り下げていく。
6周年という特別なタイミング
2020年1月デビューの彼らは6周年を迎え、21日にベストアルバムリリースする。SixTONESというグループ名が物語るように、彼らにとって“6”は特別な数字。「このタイミングでもう一段階進化して国民的アイドルに近づきたい」という思いがうかがえるとともに、各局が「それをアシストして関係性を密にしておきたい」と考えるのは自然な流れだろう。
ただ、正直なところSixTONESは同時デビューの盟友・Snow Manにシングル、アルバム、CD・ブルーレイの売上などで2~3倍の差をつけられている。各局のテレビマンは「広告収益が最も高い」と言われるコア層(主に13~49歳)の個人視聴率を獲得するために「いかにSnow Manをキャスティングするか」を求められているが、現実的に彼らはすでに忙しく、そもそもメンバー数が9人と多く集めることすら難しい。
また、同じSTARTO勢ではオーディション「timelesz project」の勢いが継続中のtimeleszに注目が集まり、昨年は各局が次々に冠番組を放送した。それでも「まだ顔と名前を売っている」という段階であり、メディアへの出演経験が浅いメンバーも多く、ゴールデン・プライム帯のレギュラーとしては時間が必要と見られている。
一方、SixTONESはデビューこそ6年前だが結成は2015年5月。CDデビューしないまま雌伏の時を過ごした時期が長く、昨年結成10周年を迎えた苦労人だけに、彼らを支えるファンの熱はSnow Manにも負けていない。
