大雪の中、渋谷駅を発車する銀座線1000系。以前の写真と比べて、同じ場所でも天気が違うだけでだいぶ印象が違って見える。背後に建っていた東急東横店東館も取り壊され、周囲の風景も変化した。銀座線もまた、新型車両1000系の数が徐々に増えており、01系に代わる新たな銀座線の「顔」となりつつあるのを感じる。
車両情報
東京メトロ 1000系
基本情報
銀座線で活躍する01系の後継車両として、2012年4月にデビュー。外観は1927(昭和2)年開業当時の車両1000形をイメージし、レモンイエローを採用したレトロ調の車体に。操舵台車を導入して騒音・振動を減少させ、消費電力を抑えるために永久磁石同期モータ(PMSM)やLED照明を採用するなど、最新の技術も取り入れた。
1000系は2013年、地下鉄車両として初めて鉄道友の会ブルーリボン賞に選定された。銀座線は2016年度までに、全38編成が1000系に置き換えられる計画となっている。