北陸新幹線の新型車両E7系(写真はJR東日本提供)

北陸新幹線の新型車両E7系が11月28日に報道公開された。「高速で走行させるための造形と伝統的な色使い、新幹線が走行する沿線の風景を融合させ、スピード感と精悍さを表現」(JR東日本)した外観に。「グランクラス」やグリーン車は日本の伝統を感じさせる空間となり、普通車もシックで大人の雰囲気を楽しめるという。

車両情報

JR東日本 新幹線E7系

基本情報

北陸新幹線金沢開業に向け、JR東日本・JR西日本が共同開発した車両。12両編成のうち、1両に「グランクラス」(定員18名)が導入される。先頭形状は、「ワンモーションライン」とネーミングされたシンプルな流線形のデザインで、車体上部色に空色、車体色にアイボリーホワイト、車体中央の帯色に銅色・空色を採用した。

同車両の営業最高速度は時速260km(高崎~金沢間)。「グランクラス」車両にフルアクティブサスペンション、その他の車両にセミアクティブサスペンションを搭載し、乗り心地の向上を図る。「グランクラス」とグリーン車の全座席、普通車の車端部および窓側の座席には電源コンセントを設置。なお、JR東日本のE7系に続き、2014年春にはJR西日本が所有する編成(W7系)の落成が予定されている。