赤い先頭車の前4両が特急「ハウステンボス」、後ろ4両が特急「みどり」

現在、「ハイパーサルーン」こと783系のおもな活躍の場となっているのが、特急「みどり」(博多~佐世保間)と特急「ハウステンボス」(博多~ハウステンボス間)。両列車は博多~早岐間で併結運転を行う。783系が使用されるようになったのは2000年からで、貫通扉を設けた先頭改造車もこのときに登場している。

車両情報

JR九州 783系

基本情報

1988(昭和63)年3月、JR発足後初の新製特急形電車として、特急「有明」で営業運転開始。後に特急「かもめ」にも投入された。愛称は「ハイパーサルーン」。車体はステンレス製(先頭車前面は鋼製)で、車体中央に扉を設置し、1両を2室に分けたのが特徴。「有明」用車両は赤帯を巻き、「かもめ」用車両は先頭車の一部が青帯だった。

787系のデビュー以降、車両のリニューアルが進み、特急「みどり」「ハウステンボス」に転用された2000年からは切妻形の先頭改造車も登場。現在は「みどり」「ハウステンボス」の他に、博多駅発着の特急「有明」「きらめき」「かいおう」や日豊本線の特急「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」の一部列車でも使用される。