221系で運行される大和路快速。大阪環状線・大和路線を直通する

大和路快速に使用される直流近郊形電車221系。同系列は1990年代、東海道・山陽本線の新快速で主力車両となり、新快速のサービスアップに大きく貢献した。現在も京阪神エリアの快速・普通列車で活躍中。デビューから四半世紀が経過するのにともない、車両のリニューアルも進んでいる。

車両情報

JR西日本 221系

基本情報

JR西日本のイメージの一翼を担う車両として、1989年にデビュー。1992年までに計474両が投入され、東海道・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)の新快速、関西本線(大和路線)の大和路快速の主力車両となった。新快速の主力だった117系を上回る高速走行性能(営業最高速度120km/h)と、片側3ドア・転換クロスシートの設備が特徴の車両だ。

新快速の運用は2000年3月で終了。現在は大和路快速をはじめ、東海道・山陽本線の快速、奈良線のみやこ路快速などで活躍している。また、全車両を対象に、客室内の安全性向上とバリアフリー対応を目的としたリニューアルも進められている。