今年の秋も、京阪電車の8000系車両による「ノンストップ京阪特急『洛楽』」(列車種別は快速特急)が登場。かつての京阪特急と同じく、京橋～七条間ノンストップで運行されている。12月2日までの土休日に1日2本(出町柳行のみ)設定され、最終日となる12月2日の淀屋橋駅10時36分発の列車は、引退間近の旧3000系特急車で運転予定だ。

列車情報

京阪電気鉄道 8000系

基本情報

京阪鴨東線(三条～出町柳間)が開業した1989年に特急車増備用として新造され、その後の増備で旧3000系特急車に代わる京阪特急の主力車両となった。1997～1998年にダブルデッカー車を新造・増結し、8両固定編成に。2008年より新塗色化が進み、2010年からは車両のリニューアルも行われた。インテリアがグレードアップし、バリアフリー対策や車端部のロングシート化が行われる一方、京阪特急の象徴だったテレビは撤去されている。

現在は京阪特急のほか、2011年より秋・春の観光シーズンに運転されている「ノンストップ京阪特急」にも使用される。2012年春には愛称が付けられ、「ノンストップ京阪特急『洛楽』」となった。今秋は12月2日まで土休日に運行している。