あなたの小物は大丈夫?

「ムムムっ!」コートは購入したけれど、マフラー・手袋まで手が回らないという理系男子に朗報です。冬の風物詩、マフラー・手袋を選ぶコツをご存知でしょうか? 実は、知る人ぞ知るコーディネートのポイントがありました。今回は、季節感を演出する冬小物のNGから、適切な色合わせまで、スタイリスト森井が一刀両断!

■NG1.25歳までのマフラー

あなたのマフラーは年相応ではないかもしれません。同じ素材であったとしても、織り方によって3種類の異なるマフラーが存在します!

ウール・カシミアを織った一般的なマフラー。それとは別に、材質は同じく、織り方によって、ペラッとしたストールのようなマフラー。私はこれをストールマフラーと呼んでいます。また、ウール・アクリル・ポリエステルなどをニット編みにしたニットマフラーです。

25歳以上の男性は、ニットマフラーにご注意ください! 特に、カラフルなマルチストライプ柄のタイプ。ボリューム感とカラフルがコラボした結果、カジュアル感を増幅。この雰囲気が、学生風マフラーを連想させがちと私は感じています。

マルチボーダー柄マフラー

25歳以上のあなたは、定番マフラーもしくはストールマフラーをチョイスしましょう! ニットマフラーは、「若々しい」ではなく、「幼い」印象を演出してしまうかもしれませんので。

■NG2.コートの色になじませる!

カラーコーディネートの方向性は1つではありません。いくつかの指針が存在します!例えば、調和を生み出す色合わせ。一方、コントラストを生み出す色合わせ。では、コートとマフラーの関係性において、どちらの色合わせが有効でしょうか?

コートとマフラーの場合、スーツとネクタイの関係に似せることを、私はお薦めしています。ダークカラーのコートをチョイスする男性が多いので、合わせるマフラーでメリハリをつけたいからです!

例えば、ネイビースーツに赤いネクタイを合わせるパワースタイル。アメリカ大統領のカラーコーディネートですね。これを模して、ネイビーコートに赤いマフラー! また、ライトグレーのコートには、ネイビーのマフラーも合うでしょう。ライトグレーの起毛ウールスーツに無地ネイビーネクタイの相性も抜群だからです。

ネイビー系ジャケット・コートに赤いマフラー

■NG3.独立した手袋

大人の手袋といえばレザー素材ですね!実際、私も選びます。しかし、それだけではありません! 私が買い物同行でクライアントにチョイスする場合、表面と裏面の素材が切り替わっているタイプを選ぶことが多いです。遊び心を演出するためです。

手袋選びの留意点は、色のリンケージ! 靴やバッグなど革小物の色を拾ってあげることをしてください。逆に、全身の色遣いに登場しない色の手袋では、コーディネートに脈絡がなくなります。何かしら色を合わせてあげることで、さり気ない冬小物コーディネートの完成です!

表生地と裏生地が切り替わる手袋

<著者プロフィール>
森井良行
「ユニクロさえもカッコよく」をキャッチフレーズに、大人カジュアルとして、エレガントカジュアル(エレカジ)を提唱。渋谷・有楽町etc.ショップをまわり、その人だけに似合う服をコーディネートする買い物同行サービスの実績は、のべ3,000人を超え、97%の独身顧客が「女性にほめられた」という。公式サイト「エレカジ」ではコーディネート事例や「モテるファッションアイテム」を日々紹介中。
エレカジ(エレガントカジュアル)
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