元カノのことが忘れられない男子、けっこう多いと思います。

若気の至りか、くだらないことで口論になりケンカ別れしてしまった。向こうから告白されて付き合ったので、ついこちらが余裕をかましてしまったせいもあり、お互いに気まずくなって自然消滅してしまった。

過去の自分があまりにもシット深く、彼女が女友だちと出かけることすらも疑ったり、自分以外の人と遊ばせないようにしむけたりして別れることになってしまった。嫌いになって別れたわけではないので、彼女への思いが残っている。

彼女と別れてから半年、1年と時間が過ぎて、自分たちの関係を見つめなおしてみたときに、彼女みたいな女子はいなかったと思えてきて、できればやり直したいという自分の気持ちに気付いた。

というような感じで、元カノと復縁したいと願っている男子は、きっとたくらんいらっしゃることでしょう。

今日は、元カノとよりを戻したい。元カノとの関係を修復したいと思ったとき、どういった行動を取ればいいのか? という問題について考えてみることにします。

まず、大切なのは元カノとどういった感じで別れたのか? オレとしては、イヤな感じの別れ方をしたつもりはないのだけれど、彼女も同じような受け止め方をしてくれているか? を見極めることです。

別れた後も、何度かふつうに連絡を取り合っていたり、友だちとして付き合っていたりするならいいのですが、まったく疎遠になっている場合は、彼女は今フリーなのか? オレが連絡しても大丈夫なのか? を確かめたいところ。

自分の周りに、元カノと共通の友人がいるのでしたら、「Aちゃん、元気かな?」「新しい彼氏はできたのだろうか?」と、友人に聞いてみるといいと思います。

もし、元カノにすでに新しく彼氏ができていたとしても、友人として仲良く付き合っていきたいのでしたら、メールやLINEで元カノに連絡をしてみるのもいいと思います。その際に、上から目線だったり、保護者気取りだったりする感じがにじみでないように気を付けることが大切です。

たとえば、「彼氏ができたんだって? おめでとう。オレもひと安心だよ」とか、「元気にしてるか心配だから、連絡しました。返事ください」とかいう言い方をする男子、けっこう多いものです。

こちらが、自分の都合でいきなり連絡をしたというのに、付き合っていたころと同じような態度、言い方で元カノに接するのはいただけません。知り合って間もないころの、まだ大好きな女性に気を遣って、とってもがんばっていたころの気持ちで連絡を取ってみてほしいところです。

連絡をしてみたところ、彼女から返事がきて、いきなり、「どうしてあのときフェイドアウトしたの?」「こっちが謝っても、怒ってぜんぜん連絡くれなかったし、電話も出てくれなかったよね? どうしてそんなに冷たくできたの?」と、別れたときの己の過ちを追及されることもあるかもしれません。

しかし、その点に関してはあなたも、じゅうぶんに考え抜いて反省もした上で、元カノとよりを戻したいと思ったはず。

ですから、スナオに正直に、「あのころのオレは、ホントに子どもだった。本当にごめん」とか、「スナオになれず意地を張ってしまって、結果大切な人をキズつけて、自分で自分がイヤになってさ。返すことばがなかったんだよね」というように、過去の自分としっかり向き合って反省したことを、元カノに伝えてあげるといいと思います。

もちろん、女の子はやさしい生き物ですから、(あの時、あなたはどうしてあんなことをしたの?)と心の中では思っていても、表面上はふつうに、何事もなかったように接してくる人も多いと思います。

しかし、別れ方に関して、元カノの気持ちにしこりが残っていると、いくら表面上はふつうに接していても、付き合っていたころのような親密さや信頼関係を取り戻すことはできません。

彼女のほうから、別れたときの話を持ち出さなかったら、自分からその話を持ち出して、お互いの誤解を解いて、自分の悪かった点は反省しているむねを伝えよう! くらいの気持ちになってほしいものです。

自分の悪いところを理解して、後悔している、反省している。ごめんねと思っているという気持ちを元カノに伝えることができると、元カノも、「ああ、彼はあのころから変わったんだな」「前は子どもっぽかったけど、大人な男になってくれたんだな」と、認めてくれるかもしれません。まずは、2人の間のモヤモヤやしこりを解決するところからはじめてほしいものです。

そのうえで、「困ったことがあったら言って。何でも相談に乗るから」「たまには一緒にメシでも行こう。もちろん、おごります」というように、しつこくない感じで、彼女をよく知る、気を遣わずに一緒にいられる相手的なスタンスで、これからまたメッセージを交換したり、ごはんを食べにいったりできる仲になれるとベストだと思います。

こうして、昔と同じように楽しく話し合ったり、悩み事を相談しあったりできるようになったら、それから、「やっぱり、どんな女の子と話してても、Bちゃんよりおもしろい子いないわ」とか、「うれしいことがあるとさ、Cちゃんに連絡しようって思っちゃう自分がいるんだよね」と、小出しに自分の気持ちをアピールしていくといいと思います。

お互いに、嫌いになって別れたわけではなく、ゆるされないことをしてしまって別れたわけでもなく、友人として会話できる関係に戻れたというのでしたら、元カノとよりを戻せる可能性はあると思います。

自分はあのころから変わった。ちゃんと「ごめん」を言えるようになった。大人になった、というところを彼女にわかってもらえるよう努力して、大好きだった彼女の気持ちを取り戻してもらいたいところです。

酒井冬雪です。人間関係には、雨の日もあれば晴れの日もあるものです。ふたりの間はいつも晴れだったころの気持ちを思い出して、元カノの気持ちをもう一度つかめるようがんばってみてください。では、またね。