会社帰りにどうしてもラーメンが食べたい! そんな時の筆者の必須条件、それは駅から近いこと。だって、会社帰りのクタクタな状態で、あまり歩きたくない……ということで、ずっと気になっていたラーメン“煮干しラーメンnibonibocino”に行ってきました。

このお店は、大井町線の池上線から徒歩30秒の駅近ラーメン店。歩かなくて済むので、実にありがたい。

旗の台駅から歩いて徒歩30秒の「煮干しラーメンnibonibocino」

駅からすぐなので、正直、道の説明は不要です。強いて言うなら、駅から店は見えないような位置にあるということぐらい。旗の台駅は東急大井町線、池上線が通ってます。筆者は乗り換えに使うくらいで、旗の台の街をあまり散歩したことはありませんが、なんとなく落ち着いた雰囲気がします。

あっという間に目的の「煮干しラーメンnibonibocino」に到着。外観は、“煮干し”と“イタリアン”。事前に「煮干しラーメンnibonibocino」がどんな店か知っている人には意味が分かりますが、何も知らない人には伝わらないのでは?!と思いながら、お店に足を踏み入れます。

「煮干しラーメンnibonibocino」は、店の外観のヒントの通り、煮干しとイタリアンを掛け合わせたユニークなラーメンが食べられるお店。

店内は、ラーメン屋の雰囲気ではなく、ポップな印象を受けました。椅子の色は、オレンジと黄緑。オシャレというよりは、かわいらしい店内。さらに1席だけ座敷も。お子様連れには嬉しい限り!

さて、いよいよ券売機で食券。左から、「肉にぼにぼちーの」、「にぼにぼちーの」、「肉にぼにぼなーら」、「にぼにぼなーら」、下段に「肉にぼにぼゔぇーぜ」、「にぼにぼゔぇーぜ」。屋号だけでなく、ラーメンの名前もとっても変わっています。

券売機の前で、少し悩みましたが、左上のボタンを押しました。おそらく「肉にぼにぼちーの」は、店の一押しであると思うので。食券を持ち、そして券売機の横にある水をセルフで入れようとすると。

オシャレすぎる!

自家製ミントのデトックスウォーターと水出しルイボスティー。筆者が行ったラーメン屋史上、一番飲み物がオシャレ。イタリアンとかカフェみたいな感じですね。レモン水を提供するラーメン屋はありますが、ここまで気合い入れた飲み物を見るとラーメンが楽しみで仕方ありません。

こだわりぬいたイタリアン煮干しラーメン「にぼにぼちーの」とご対面

テーブルには、おすすめの食べ方やらこだわりの食材やらメニューの詳細やら。細かく書いてあり、本当にこだわりのつまったラーメンなのだと感じます。なんでも看板メニューの「にぼにぼちーの」は、煮干しを使ったペペロンチーノという意味で、煮干しの和の要素にイタリアンの要素を加えて、新感覚のメニューを開発したそう。興味深いですね。

そして、いよいよお待ちかねの「にぼにぼちーの」とご対面! 左にレッドオニオン、右にチャーシュー、真ん中にメインの麺です。なかなかない盛付。

お店のおすすめの通り、まずはそのままひと口、麺を食べてみます。これはこれは好み! 煮干しと塩味とニンニクの香りが絶妙です。麺は、大田区最大の製麺所「丸山製麺」の麺を使用しているそう。麺はやや固めで、スープのインパクトにも引けを取らない美味しさ。力強い麺のコシと、生パスタのようなモチモチの食感を同時に味わえます。

続いて、丼の底には超濃厚な煮干しスープが隠れているので、麺にしっかり絡めて食べてみます。先ほどより、ラーメン寄りになってきた気がします。

そして、麺!意外なのは、細麺ではなく平打ち麺を使用していること。軽く縮れた中太煮干しのしっかりした味にオリーブオイルも麺に纏ってきます。

チャーシューは、とろとろになっていて、味もしっかりついています。「にぼにぼちーの」もメニューにありますが、「肉にぼにぼちーの」にするのがおすすめ。

無我夢中で食べ進め、あっという間に食べ終わってしまいました。替え玉もありますが、ライスもあります。一口ライスは無料なので、オーダーをおすすめします。

一口ライスは、かわいい器に入っています。ライスも小ライスもあるのですが、個人的には一口ライスのサイズ感でちょうどよかった気がします。

スープと混ぜるとこんな感じ。リゾットという感じで、この器がさらに良い味を出しています。リゾットも食べて、大満足でした。

そして、最後にお口直しのタブレットがあるので、食べながら帰路につきました。ラーメン屋でタブレットくれるところがあるなんて!

次は、“煮干し”דカルボナーラ”の「にぼにぼなーら」、もしくは“煮干し”דジェノベーゼ”の「にぼにぼゔぇーぜ」を食べようと、既に意気込んでいます。ユニークすぎる煮干しラーメンに完全にハマった筆者でした。