先日、ベルギーへ行ってきました。旅行じゃなくて「仕事」、つまり出張というやつですね。となると、当然(?)帰ってきてからのお土産が必要。これがまた厄介で、ある意味「サラリーマン力」を試されると思いませんか?
ただ、幸いベルギーには「チョコレート」という鉄板ネタがあります。
ゴディバ
レオニダス
ノイハウス
ただ、問題がありまして……。この手の高級チョコレートは高い! もちろん、日本で買うよりは安いのですが。しがないサラリーマン編集者がほいほい買えるものじゃありませんし、やっぱり「安くて良いもの」を探したいじゃないですか。
そこで現地のスーパーで財布に優しいチョコレートを買い、編集部と広告部の女子たちに評価してもらいました!
スーパーのチョコレートでも十分?
現地で知り合ったガイドさんに「お勧め」を聞いてみると、「Cote d'Or(コート・ドール)」「Galler(ガレー)」「Dolfin(ドルファン)」の3ブランドが手軽に手に入り、おいしいとのこと。
ということで、ブリュッセル市内に幾つか店舗のある「DELHAIZE(デレーゼ)」というスーパーマーケットで購入。はたして、味にうるさい(勝手な妄想)女子たちに満足してもらえるのか?
それでは、お土産品の紹介から。ベルギーで一番ポピュラーなショコラティエという、Cote d'Orは1883年創業の老舗。1965年には王室御用達の称号を受けたことがあるそうです。今回はここから2製品を筆者の勘でチョイス。
パッケージの色使いが日本の「なんちゃらメイト」に似ていて、親近感を抱いたのチョイスの理由。そしてもう一つがこちら。
同じショコラティエの商品ですが、ガラッと印象が変わって「漢」なデザイン。70%はカカオ濃度だろうと思い、健康チョコという点から選びました。
次に登場するGaller(ガレー)は1976年の創業で、1994年に王室御用達となったショコラティエ。ブリュッセル市内に店舗もありますが、スーパーでも買えるというのが良いですね。
種類の豊富さと、個包装されてるので、バラまきには便利かな? と思って選びました。
そして最後のDolfinは1989年創業で、人工的な材料を一切使用しないのと、環境にやさしい生産方式を行っているそう。
これはパッケージが「可愛い」のが女子ウケしそうです。この4商品で番付を開始しましょう。
女性メンバーによる仁義無きバトル
採点は「香り」「甘みと苦味」「コスパ感」「口どけの良さ」「後味の良さ」「パッケージの良さ」の6項目で12名が採点。日本のブラックチョコレートを食べてもらい、これを基準として審査してもらいましたよ。
それでは女子たちに食べてもらいましょう! 忖度なし、仁義も存在しない、もぐもぐタイム開始―。
結果を見てみますと、GALLER MINI ASSORTが他を大きく離して1位を獲得!
項目ごとの比較グラフを見ても、コスパ感以外の項目で他より高い点数か、同じ点数を出していますね。値段も日本円でおよそ680円前後ですから、高級チョコレートと比較すると安いもんですよね!
女子メンバーのコメントでは、「王道フレーバーをいろいろ楽しめる」「バランスが良く、人にあげやすい。味がさまざまで、飽きない」「濃厚で『海外の甘いチョコレート』という感じ」「カラフルでかわいいし、香りが強くて良い」ということでした。
なお、それ以外のチョコレートに関してのコメントを見てみると、150G LAIT CRAMELへは、「キャラメル好きにぴったり」「ザ・スイーツという感じ」「強烈な甘さの後に、ザクザクした食感が楽しい」「甘すぎて苦手、子どもには良さそう」「外国っぽい」「パッケージがカロ●メイトにしか見えない」などがありました。
そして、同じショコラティエのC.OR BIO NOIR 70%に対しては、「一番日本人が良く食べる味」「クセも強くなく香りが良い」「甘さ控えめで濃いカカオのフレーバーを感じて一番好きな味」など味への評価は高い。
が、反面「ベルギーでわざわざ買ってきたという感動が無い」、「パッケージが謎。クチコミとか見ないと買う気になれない」「人にあげたいパッケージではない」など見た目って大事だ……。
さらにDOLFIN NAPOL 9X5GRにいたっては、「香りがめちゃめちゃ強い! 癖があるから好みが分かれるかも」「マサラのカレーの香りがヤバイ」など日本にはない独特なテイストへの驚きの声が上がりました。これは買うのはギャンブルですね。
ということで、味、種類の豊富さ、デザインとスーパーで買えるお土産はGALLER MINI ASSORTがお勧めという結果になりました。ベルギーに仕事で行くときは、これを買えば間違いなし? でしょうか。
他の国でお土産を買う時も、今回のコメントは参考にすれば、サラリーマン力を試されずにすむかも? しかし、女子たちのチョコレートへの「こだわり」は並々ならぬものがありますね。え、スイーツ男子もいる? たしかに。
結論。チョコレートの世界は奥が深い!
取材協力:ベルギー連邦政府