最近はポイント制度の改定やキャンペーンの終了により、様々な決済サービスで還元率が低下傾向。その一方で、特定の条件を満たした場合にのみ、高い還元率を得られる決済サービスが増えている。
今回はタッチ支払いを使うと2%還元になる「Visa LINE Payプリペイドカード」、0と5のつく日に街で利用すると2%還元になるJCBブランドの「楽天カード」、2つのキャンペーンについて紹介する。
■「Visa LINE Payプリペイドカード」はタッチ決済利用で2%還元
「Visa LINE Payプリペイドカード」はLINEアプリ内で発行できるバーチャルプリペイドカード。Apple PayやGoogle Payに設定すると、事前にチャージした残高を使って、iD加盟店やVisaのタッチ決済加盟店で支払いが可能になる。また、Visa、Apple Pay、Google Payの各オンライン加盟店でも支払いができる。
「Visa LINE Payプリペイドカード」では2022年7月1日より、支払い方法によって最高2%のLINEポイントが還元されるキャンペーンがスタートした。iDまたはVisaのタッチ決済を使った支払いは2%還元、Visaカード番号を入力するオンラインでの支払い、Apple PayまたはGoogle Payのオンラインでの支払いは0.5%還元になる。
ポイントは毎月1日から末日までの利用金額に対して、2%対象の利用と0.5%対象の利用で別々に計算され、翌月10日頃に一括で還元される。それぞれ合計で1ポイントに満たない端数は切り捨て。毎月合計5,000ポイントが付与上限になる。仮に端数を出さずにタッチ決済だけを使った場合、月25万円の利用で上限に達する計算になる。
LINEポイントは1ポイント=1円相当として、「Visa LINE Payプリペイドカード」を含むLINE Payでの支払いに充当できるほか、LINEの様々なサービスで支払いに利用可能。また、PayPayポイントと等価交換することもできる。
キャンペーンの終了日は未定。終了する場合は公式サイトのキャンペーンページやLINE Payの公式LINEアカウントで、事前に告知が行われる。
■「楽天カード」はJCBブランドのみ「5と0のつく日」に街での利用で2%還元
「楽天カード」ではJCBブランド限定で、毎月5と0のつく日(5・10・15・20・25・30日)は、街での買い物がポイント2倍になるキャンペーンを開催している。「楽天プレミアムカード」や「楽天ゴールドカード」なども国際ブランドがJCBであればキャンペーンの対象で、いずれのカードでもエントリーが必要になる。
街での買い物は原則として対面での利用を指し、ネットショッピングや公共料金の支払いなどは対象外。ただし、楽天ペイでの支払いに「楽天カード(JCB)」を利用した場合は、オンライン決済(Suicaへのチャージを除く)でもキャンペーン対象。また、楽天キャッシュや楽天Edyへのチャージもキャンペーン対象になる。
「楽天カード」は通常100円利用につき1ポイントの楽天ポイントが貯まるため、キャンペーンの対象となる街での買い物は100円利用につき2ポイントが貯まり、2%還元になる。楽天キャッシュや楽天Edyへのチャージは200円につき1ポイントになるため、キャンペーン対象日にチャージすると200円につき2ポイントが貯まる1%還元になる。
特典分のポイントは、対象日の月間利用合計額を対象に計算され、1ポイントに満たない端数は切り捨て。毎月500ポイントが付与上限になる。すべて2%還元になる利用であれば、月5万円の利用で上限に達する計算だ。
また、特典分のポイントは、通常とは有効期限の異なる期間限定ポイントとして付与される。たとえば7月の利用に対するポイントは、通常分は8月15日頃に付与、特典分は9月末頃に10月末日まで利用可能な期間限定ポイントとして付与される。なお、「楽天ANAマイレージクラブカード」で「ANAマイルコース」を選択している場合は、通常分はANAのマイル、特典分は楽天ポイントで付与される。
ちなみに楽天ペイは、事前にチャージした楽天キャッシュを使って支払いをすると、100円につき1ポイントが貯まる。そのためキャンペーン対象日に「楽天カード(JCB)」から楽天キャッシュにチャージしておき、チャージした楽天キャッシュを使って楽天ペイで支払いをすれば、チャージで1%還元、支払いで1%還元となり、5と0のつく日以外でも2%還元で楽天ペイを利用できることになる。
キャンペーンの終了日は未定。終了する場合も特に告知される予定はないので、使えるうちに使っておくといいだろう。
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