三菱UFJニコスから新たなフラッグシップカードとして「三菱UFJカード」が誕生し、7月1日から会員募集がスタートした。実質年会費無料の一般カードから、充実した付帯サービスが利用できるプラチナカードまで、3種類が用意された新カードについて解説する。
カード情報は裏面記載に
「三菱UFJカード」は、2008年より発行されてきた「MUFGカード」に代わるフラッグシップカードとして、名称だけでなく機能や券面デザインなども全面的にリニューアル。近年流行しているカード情報の裏面記載を採用し、盗み見によるリスクを低減させてセキュリティを強化。VisaとMastercardブランドのカードは、非接触決済(タッチ決済)にも対応している。
券面は日の出をイメージした「サンライズサークル」が配されたシンプルで落ち着きのあるデザインとなり、円形の輪郭には「お客さまと当社をつなぐ“円(縁)”」、「スムーズな利用」、「欠けることのない安全・安心」の意味が込められている。
一般カードは実質年会費無料で、入会3カ月はポイント3倍
一般カードはMastercard、Visa、JCB、アメリカン・エキスプレスの4ブランドから選択でき、いずれも年会費は1,375円(学生は在学中無料)。初年度年会費は無料で、年に一度でもショッピング利用すると次年度も無料になるため、実質無料で利用できる。
ショッピング利用に応じてグローバルポイントが貯まり、通常は1,000円利用につき1ポイント。月間(毎月16日から翌月15日) 3万円以上利用した月はポイント1.2倍、月間10万円以上利用した月はポイント1.5倍になる。また、入会後3カ月間はポイント3倍。アメリカン・エキスプレスに関しては、入会4カ月目以降も海外利用時のポイントが2倍になる。
グローバルポイントは各種商品に交換できるほか、提携する他社ポイントやJALマイルへも移行可能。Tポイント、Pontaポイント、dポイントには、いずれも1ポイント=4円相当として、200ポイントから交換可能。ベルメゾン・ポイントとビックポイントには1ポイント=5円相当として500ポイントから交換できる。
キャッシュバックとしてポイントをカード利用代金に充当することもでき、その際は1ポイント=4円として500ポイント以上1ポイント単位で利用できる。なお、ポイント有効期限は2年となっている。
海外旅行傷害保険も付帯しており、所定の旅行代金を事前にカードで支払うと、最高2,000万円が補償される。また、海外利用時および国内でのリボ・分割払いの利用時、もしくはリボ払いサービス「楽Pay」に登録していると、年間最高100万円を補償するショッピング保険も適用される。
ゴールドプレステージは対象レストランでコース料理1名無料サービスなどを付帯
「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」もMastercard、Visa、JCB、アメリカン・エキスプレスの4ブランドから選択でき、いずれも年会費は1万1,000円。WEBや三菱UFJ銀行などから入会すると初年度年会費は無料となり、リボ払いサービス「楽Pay」に登録して手数料の支払いがあると、次年度の年会費は3,000円引きになる。
ショッピング利用に応じてグローバルポイントが貯まり、通常は1,000円利用につき1ポイント。アメリカン・エキスプレスに関しては、海外利用時にポイントが2倍になる。
充実した付帯サービスを利用できることが特長で、空港ラウンジサービスは国内32空港およびハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港が利用可能。健康・介護に関する電話相談が24時間無料で利用できるサービスもある。
また、全国の対象レストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分のコース料理が無料になるサービスも利用可能。宿泊予約サービス「Relux for Gold」では初回3,000円割引、2回目以降は5%割引の優待も受けられる。
旅行傷害保険は海外・国内ともに最高5,000万円を補償。さらに最高2万円が補償される航空便遅延保険も付帯している。なお、海外はカードを持っているだけで適用される自動付帯で、国内は所定の旅行代金を事前に支払った場合に適用される利用付帯。年間最高300万円が補償されるショッピング保険も付帯している。
プラチナはコンシェルジュサービスやプライオリティ・パスが利用可能
「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」は、国際ブランドがアメリカン・エキスプレスのみとなっており、年会費は2万2,000円。リボ払いサービス「楽Pay」に登録して手数料の支払いがあると、次年度の年会費は3,000円引きになる。
ショッピング利用に応じてグローバルポイントが貯まり、通常は1,000円利用につき1ポイント。海外利用時はポイント2倍で、初年度に関しては国内利用時もポイント1.5倍になる。
プラチナカードの代名詞とも言える24時間365日対応のコンシェルジュサービスを付帯。レストランや宿泊、交通チケットの予約をはじめ、さまざまな要望に電話一本で応じてくれる。
空港ラウンジサービスは、国内32空港およびハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港が利用可能。別途プライオリティ・パスに申し込むと、世界140カ国、1,300カ所以上の空港ラウンジも利用できるようになる。
また、ゴールドプレステージと同様に、健康・介護に関する電話相談が24時間無料で利用できるサービスも付帯。全国の対象レストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分のコース料理が無料になるサービスは、6名以上で2名分が無料になるグループ優待なども利用できる。
宿泊予約サービス「Relux for Platinum」では初回5,000円割引、2回目以降は7%割引となり、ゴールドプレステージよりも優待内容がグレードアップ。他にも羽田・成田・中部・関西空港では、海外旅行の出発・帰国時に、手荷物1個を無料宅配してくれるサービスや、空港サービスカウンターでコートなど防寒具を無料で預けられるサービスも利用できる。
海外旅行傷害保険は最高1億円を補償。5,000万円は自動付帯で、所定の旅行代金を事前に支払った場合に最高1億円の補償となる。国内旅行傷害保険は自動付帯で最高5,000万円を補償。海外・国内ともに最高2万円が補償される航空便遅延保険も自動付帯している。
また、年間最高300万円が補償されるショッピング保険も付帯。国内外を問わず第三者の故意による加害行為や、ひき逃げによってケガをした場合に、死亡・後遺障害、入院、手術、通院に対して最高1,000万円の補償が受けられる犯罪被害傷害保険も付帯している。
新規入会で最大1万7,000円相当の特典
「三菱UFJカード」の誕生にともない、最大で1万7,000円相当がもらえる新規入会特典もスタートした(終了時期未定)。「MUFGカードWEBサービス」にIDを登録すると、入会から2カ月後の月末までは、ショッピング利用額の10%をキャッシュバック。一般カードとゴールドプレステージカードの5,000円がキャッシュバック上限で、プラチナカードは1万円がキャッシュバック上限となる。
さらに、毎月「MUFGカードアプリ」にログインのうえ、月1回以上のショッピング利用があると、1,000円分の電子ギフトが最大6回までプレゼントされる。電子ギフトはAmazonギフト券、ケンタッキーフライドチキン、サーティワンアイスクリーム、タリーズコーヒー、吉野家などから、都度選択可能だ。
そして入会翌月末までに、カード利用代金の支払いに三菱UFJ銀行の口座を設定すると、もれなく1,000ポイントのPontaポイントがプレゼントされる。ポイントのプレゼントを受けるためには、スーパー普通預金を保有のうえ、三菱UFJダイレクトの利用とポイントサービスの申し込みが必要になる。
これらを合計すると、一般カードとゴールドプレステージカードでは最大1万2,000円相当、プラチナカードでは最大1万7,000円相当を受け取ることができる。この機会にぜひ申し込んでみてはいかがだろうか。