クレジットカードのなかには空港ラウンジを利用できる特典を付帯したものも多いが、アメリカン・エキスプレスが発行する一部のカードは、2021年4月27日より埼玉西武ライオンズの本拠地であるメットライフドーム内のプレミアムラウンジも利用できるようになった。

バックネット裏の至近距離からグラウンドを見渡せるだけでなく、お酒や料理も楽しめる「アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ」について、現地で取材してきたので紹介する。

  • (左)埼玉西武ライオンズの本拠地・メットライフドーム。(右) アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ

「プラチナ・カード」会員はカードとラウンジチケット提示で何度でも入場可能

アメリカン・エキスプレスは昨年末に西武ライオンズと「施設命名権およびパートナーシップ契約」の締結を発表。これによりバックネット裏の3席種、および新設されたバックネット裏のラウンジが、「アメリカン・エキスプレス」を冠した名称に生まれ変わった。

  • (左)客席からラウンジへは場内のエスカレーターで地下へ降りる。(右)エスカレーター前からグラウンド側を見た景色。

  • (左)エスカレーターで下ると目の前にラウンジの入口がある。(右)ラウンジの受付。

この「アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ」を利用できるのは、前述した3席種のチケット保有者と、観戦チケットおよびラウンジチケットを保有するアメリカン・エキスプレスの対象カード会員のみとなる。

「プラチナ・カード」および「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」会員は、会員サイトから何度でもラウンジチケットが発行でき、受付でカード呈示およびラウンジチケットを提出すると入場できる。

  • 「プラチナ・カード」

「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」会員は、後述するキャンペーンによって入会した場合のみ、条件を満たすとラウンジチケット1回分がプレゼントされる。こちらも受付でカード呈示およびラウンジチケットを提出すると入場できる。

  • 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」

なお、「アメリカン・エキスプレス」の名を冠した3席種は、新型コロナウイルスの影響で2021年はシーズンチケットのみの販売となっているため、今シーズンに関しては新たに購入することはできない。

バーエリアで飲食しながら試合観戦できる

「アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ」は、総収容人数483人、広さ約1,000平米で、バックネット裏エリアとしては12球団の本拠地のなかでも最大の広さを持つ。ラウンジ内は「アメリカン・エキスプレス プレミアム エキサイト シート」「ブッフェエリア」「バーエリア」に分かれており、観戦チケットの券種によって利用できるエリアは異なる。詳しくは下表の通りで、混雑時は入場制限される場合がある。

ブッフェエリアは多彩なメニューとデザート、コーヒーなどのソフトドリンクを無料で提供。料理は7回裏終了まで、ドリンクは最長で21時まで提供される。

  • ブッフェエリアではホテルと見紛うほど多彩なフードやドリンクが用意されており、デザートも充実。

バーエリアは5種類の生ビールをはじめ、豊富な種類のウイスキー、カクテルなどのアルコール類、および各種フードを販売。フードメニューは軽食中心だが、ステーキや寿司も用意されている。こちらもフードは7回裏終了まで、ドリンクは最長で21時まで注文できる(新型コロナウイルスの影響により変更の場合あり)。

  • バーではアルコール類を中心とした各種ドリンクやフードを販売。無料のおつまみも置いてある。

ラウンジはバックネット裏にあるため、肉眼でもグラウンドが間近に見えるが、200インチのプロジェクター1台と65インチのモニター27台も設置されており、中継映像や場内のサイネージ等と連動した映像演出も見られる。また、外の集音マイクから拾った打球音や捕球音がラウンジ内のスピーカーを通して聞こえるようになっているため、音響面でも臨場感あふれる観戦が体験可能だ。

  • (左)200インチの大型モニター。横には歴代チャンピオンフラッグが飾られている。(中)ブッフェエリア側から撮影。(右)窓側のテーブルからはグラウンドがすぐ近くに見える。

  • (左) アメリカン・エキスプレス プレミアム エキサイト シートのチケットを持っている場合は、ラウンジから出入りする。(中)バーエリアのラウンジスペース。奥には加熱式タバコが吸える喫煙ルームもある。(右)バーエリアの奥からグラウンド側を見た風景。

また、ラウンジ内には日本一になった際のチャンピオンフラッグや各種優勝トロフィー、そして歴代レジェンドのユニフォームなども展示されている。グッズなどを扱う「ライオンズ チームストア プレミアムラウンジ」もあり、ここでしか購入できないオリジナルロゴ入り統一球、選手モデルのグローブやバットなども販売されている。

  • (左)貴重な優勝トロフィーも間近で見られる。(中)バーエリアには歴代レジェンドたちのユニフォームを展示。(右)左からオレステス・デストラーデ、松坂大輔、松井稼頭央のユニフォーム。

  • 各種グッズが購入できる「ライオンズ チームストア プレミアムラウンジ」。

なお、ドリンクやフード、各種グッズの購入には、クレジットカードや電子マネーも利用可能。購入額に応じてファンクラブ会員はLポイント、SEIBU PRINCE CLUB会員はプリンスポイントも貯められる(いずれか一方のみ加算)。

入会キャンペーンでは選手とのお食事付イベントも!

アメリカン・エキスプレスでは、オフィシャルスポンサー就任記念として新規入会キャンペーンを実施中。2021年7月30日までに「プラチナ・カード」または「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」に入会して利用条件を満たすと、様々な特典がプレゼントされる(「プラチナ・カード」は先着40名限定)。

入会月を含め3カ月以内に5万円以上利用した場合は、ライオンズのロゴが入った「Amexオリジナル レザー バッグ」をもれなくプレゼント。入会月を含め3カ月以内に30万円以上利用した場合は、前述の特典に加えて、プラチナ・カード会員には球場内各所で使える3万円分のスタジアムチケット、ゴールド・カード会員には1万円分のスタジアムチケットとラウンジチケット1回分がプレゼントされる。

  • ライオンズのロゴ入り「Amexオリジナル レザー バッグ」(イメージ)

さらにプラチナ・カード会員は入会月を含め3カ月以内に50万円以上利用すると、ライオンズの選手2名と行く「西武鉄道お食事付イベント」にペアで招待。イベントは2021年12月3日と4日に開催され、参加選手は2021年10〜11月に発表予定。いずれか1日のみ参加可能となる。

そして入会翌年もカードを継続すると、プラチナ・カードは1万円分、ゴールド・カードは2,500円分の埼玉西武ライオンズオリジナルデザイン百貨店ギフトカードのプレゼントもある。

また、2021年6月15日までは「プラチナ・カード」および「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」会員を対象とした紹介キャンペーンも実施中。紹介した友人などが「プラチナ・カード」もしくは「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」に入会すると、前述したブッフェエリアも利用できる「アメリカン・エキスプレス プレミアム エキサイトシート」のペアチケットがプレゼントされる。チケットはメットライフドームで行なわれる2021年8月までの全試合が対象で、先着順で好きな日程を選択できる。

  • (左)アメリカン・エキスプレス プレミアム エキサイト シート。(右)グラウンドが目と鼻の先にある。

  • (左)試合開始前は超至近距離から選手の練習を見られる。(右)最前列からの風景。

「プラチナ・カード」は年会費14万3,000円。代名詞となっている24時間年中無休のコンシェルジュサービスをはじめ、ここでは書ききれないほどの多種多様な付帯サービスが利用可能だ。家族カードは4枚まで無料で発行できるため、5人で利用すれば1人あたりの年会費は2万8,600円。この「アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジ」は、観戦チケットの席種にかかわらず利用できるので、ぜひ獅子党の人は入会を検討してほしい。

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