ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して"快適"マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第12回では、オンライン家計簿『たまる家計簿』を取り上げます。
完全無料で、各種OpenIDに対応
「たまる家計簿」は、完全無料で、いつでもどこでも手軽に利用することができるオンライン家計簿です。家計簿機能だけでなく、ブログ機能やSNS機能など楽しい機能も充実。三日坊主の人でも飽きることなく続けられるようになっています。また、Yahoo! JAPANをはじめ、mixiやGoogle、はてな、NTT IDなど、各種OpenIDに対応しており、各サイトのユーザーは、会員登録を行わなくても「たまる家計簿」を始めることができます。IDとパスワードを新規に作成する必要がなく、入会の手間も省けるのでとても便利です。
PC・携帯&スマホ・メールの3Way方式で入力
使い方は簡単。まず会員登録を行うか、自分が利用しているOpenIDでログインします。会員登録(ログイン)した段階で基本的な初期設定は自動作成されるため、すぐに利用することが可能です。さらに、「パソコンからの入力」「携帯電話・スマートフォンからの入力」「メールを送信して登録」に対応しているのが特徴で、自宅だけでなく買い物したその場で家計簿をつけることができます。
明細入力は3種類
家計簿の基本的な入力は「明細」から行います。入力方法は、「毎日の明細入力」「明細入力(まとめて入力)」「レシート入力」の3つ。最初に説明する「毎日の明細入力」は、日付から家計簿をつける機能です。この「毎日の明細入力」ページにて「新しい明細を追加する」をクリックすると、入力画面が表示されます。ここで「金額」や「支出の種類」「支出先」といった項目を1件ずつ入力していきましょう。
カスタマイズでより使いやすく!
各項目は、デフォルトでは一般的に使用される費目が登録された状態ですが、もっと細かく管理したい場合やおおまかでいい場合などには、「my費目」ページにて費目の追加・削除が行えます。また、「支出先」項目については、「支出先設定」ページにてよく利用する店舗や会社などを登録することができるので、特定の支出先で無駄遣いをしていないかチェックすることも可能です。
1件ずつ入力するのは面倒という人には、「明細入力(まとめて入力)」機能がお勧め。この機能では1ページ当たり10件の収支情報をまとめて入力することが可能です。財布の中にレシートが貯まっているというような人なら、「レシート入力」機能を使えばいいでしょう。これはレシートをそのまま入力する機能で、溜まったレシートを処分して財布の中をすっきりさせることができますよ。
「シャ明細」機能でレシートの保管も可能
「メールを送信して登録」する場合には、明細と一緒に写真を登録する「シャ明細」機能 の利用が可能です。この機能は、旅行や買い物の記念に商品を撮影して家計簿と一緒に保管したり、レシートや領収書を撮影して保管するといった用途に利用できるというもの。登録された写真は会員で共有され、コミュニケーションツールや節約の参考として使うことができます。
さて、最近はカードで毎日の買い物を済ませる人も多くなっているようですが、そんな人にうってつけの機能が「カード管理」機能です。クレジットカードを登録すると、自動的にカードの引き落し明細が作成され、その後、引き落し明細を見ながら、実際に送付されてきた引き落し予定と合わせて、実際に引き落とされた明細を「引き落し登録」を行うようになっています。カードは複数枚の登録が可能です。
グラフで収支状況を把握
登録情報はグラフ化され、一目でチェックすることができるのも便利。グラフの種類は、「毎月の支出内訳」「毎月の収入内訳」「資産の推移」「支出の推移」などで、パソコンだけでなく携帯電話から見ることもできます。また、「家計簿明細」や「カード明細」などの情報をCSVデータとして出力することも可能です。
買い物情報を外出先でチェック!
ところで、皆さんは買い物をする時の特売情報をどこで入手していますか? 「たまる家計簿」では、「価格情報共有サービス」といって、スーパーなどの買い物情報をユーザー同士で共有するサービスを提供しています。店舗情報は携帯電話の位置情報から登録でき、商品金額の入力も簡単に行えます。登録した情報は地図上に表示されると同時に、携帯電話から今いる場所の近くのお得情報も確認できるため、時間が空いた時にいつでも買い物情報をチェックすることが可能です。
「目標」を設定して節約を実現
「節約したい」と思っていても、具体的な目標がなければなかなか実現できないものですよね。そんな時に是非使ってもらいたいのが「目標」機能。期間と目標金額を設定すると、トップ画面に進捗具合が常に表示されるようになります。加えて、一度立てた目標は会員に公開されるため、より意識的に節約に励むことができるようになっています。
このほかにも、入力した支出明細をTwitterでつぶやく「つぶやき家計簿」や、コミュニティやメッセージなどのSNS機能、日記、スケジュール管理機能と様々な機能を利用することができます。節約に役立つ機能が満載の「たまる家計簿」なら、無駄遣いが減ってお金が"どんどん"たまるかもしれませんね!