就職活動で避けては通れない面接。準備をしていてもいざ面接官を目の前にすると、誰しもがドキドキしてしまう瞬間ではないでしょうか。

ここでは、就活生として面接を乗り越えてきた先輩たちが実際に体験したエピソードを紹介します。


「尽くす面接官」2011年卒/徳島県/男性

もともと話すことが好きで、面接には自信があった私。しかし、なぜか面接で落とされ続け、就職活動は難航していました。

そんなある日、向かったとある企業の面接。私がいつもの調子で面接を終えると、面接官から直々にフィードバックが。

  • イラスト/星野グミコ

「君は自分をよく見せようとして、綺麗な言葉を並べているだけ」
「説明が長すぎる。結論から話したほうがいい」

的確な指摘に少し心は痛みましたが、その面接官はこれまで誰も教えてくれなかった“私が面接に落ちる原因”を教えてくれ、さらにその場で面接の練習までしてくれました。

その企業の選考は案の定落ちてしまいましたが、この経験を機に、面接への姿勢を見直すことができた私は、他の企業で内定を獲得。たかが就活生に、あそこまで尽くしてくれた面接官には、今でも感謝しかありません。


どの企業も、面接で落とす理由は教えてくれないもの。そのため、「なぜ自分が落ちたのか」がわからず、悩んでしまう人も多いかと思います。そんなときはやはり、客観的意見が大切。ここまで尽くしてくれる面接官はあまりいませんが、友人や先輩など、第三者からフィードバックをもらうことで、内定に近づけるかもしれません。