ライターの観月です。収納王子コジマジックさんが、子どもの片付けを促す、100均アイテムを使った収納テクニックを紹介していく本連載。今回は、アルミネットと平ゴムを使って、ミニカーなどのこまごまとしたおもちゃをさっと片付けるテクニックを実践してみます。
収納王子コジマジックより
2cm幅くらいの平ゴムを、ワイヤーネットの隙間に交互に通し、端の部分をホッチキスで固定すれば、できあがり! 平ゴムにおもちゃを挟んで収納します。おもちゃのサイズに合わせて、平ゴムを通す間隔を調整すると、使いやすいですよ。
【材料】
・ワイヤーネット
・平ゴム
作る前に仮置きして配置を決定
まずは、用意したワイヤーネットをぶらさげることができるor立てかけられるだけのスペースを確保するところからスタートしますが、この際、位置決めがとても大切。なぜなら、子どもが使うものを収納するので、子どもの手の届く範囲に設置する必要があるからです。そこで今回は、子どもの机の上に立てかけることに決定。
位置を決めたら、用意したアルミネットの上に収納したいものを仮置きしながら、配置を考えていきます。
どんなものを収納したいかというと、子どもが気に入っているミニカーと、お絵かき遊びや工作に使うアイテム一式。いずれも、普段は机の上にバラバラと散らかした状態で置かれているものです。
そこで早速、それらを仮置きしてみた結果、一番よく使うマーカーを最上部に並べるとさっと取り出せて使い勝手がいいことがわかりました。
収納するアイテムのサイズに合わせて平ゴムのたるみを調整
配置を決めたら、次はアルミネットに平ゴムを通していきますが、このとき、平ゴムをピンと張り過ぎるのはNG。収納するアイテムの大きさにあわせて、どのくらいたわませて、どのくらいの間隔でワイヤーネットに通せばいいか、見極めます。
アイテムの幅と挿入位置を考えながら平ゴムの一方を結んだ状態で端まで通したら、次は実際にアイテムを挿入してみて”たわませ具合”を決め、もう一方の端を結ぶとうまくいきました(今回はホッチキスではなく、結んでとめる形にしました)。ただし、ゴムにゆとりを持たせ過ぎると、アイテムを取り出したときにだらんと伸びてだらしない状態になってしまうので、要注意です。
全てのアイテムを収納し終わったら、サイズごとに統一して並び順を考えたことが功を奏してか、とてもキレイな見た目になりました。
常に視界に入る位置に設置するのがおすすめ
しかも、この収納方法なら使ったものを元に戻すのがとても楽なので、自然と子どもに収納癖がつきそうです。引き出しや箱のように「引き出す」「開ける」のワンステップが省かれるだけでなく、収納先が常に視界に入っているというのも大きなポイント。使ったものを戻すべき場所が目の前にあるのだから、戻さないわけにはいきませんよね。
そう考えると、この収納方法は家中いろんなところで展開するのが得策! 玄関周りに設置して、子どものお出かけアイテムをまとめて収納するのもいいアイディアかもしれませんね。
著者プロフィール: 収納王子コジマジック
(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。
→ホームページ
→ブログ