1月といえば、どんな行事、食べ物、風習を連想しますか?
寒さが一段と厳しくなる1月は、一年の始まりを感じる行事や風物詩が多い季節です。「1月といえば?」と聞かれると、人それぞれに思い浮かべるものがあるでしょう。
この記事では、マイナビニュース会員を対象に行った「1月と聞いて思いつくもの」のアンケート結果をまとめました。
1月といえばランキング!
マイナビニュース会員に、「1月と聞いて一番に思い浮かべるもの」を聞いてみたところ、ランキングはこのような結果となりました。
1位:お正月(44.8%)
2位:初詣(10.7%)
3位:おせち料理(6.5%)
4位:お年玉(4.5%)
5位:年賀状(3.4%)
5位:初日の出(3.4%)
7位:冬の寒さ(2.1%)
8位:雪(1.8%)
8位:一富士二鷹三茄子(1.8%)
10位:初夢(1.6%)
10位:神社(1.6%)
12位:福袋(1.3%)
12位:成人式(1.3%)
12位:新年の抱負(1.3%)
12位:干支(1.3%)
12位:新年会(1.3%)
17位:鏡餅(1.0%)
17位:新春セール(1.0%)
19位:センター試験(共通テスト) (0.8%)
20位: 門松(0.5%)
20位:かるた(0.5%)
20位:こたつ(0.5%)
20位:年越しそば(0.5%)
20位:紅白歌合戦(0.5%)
20位:スノーボード(0.5%)
26位:初売り(0.3%)
26位:七草粥(0.3%)
26位:みかん(0.3%)
26位:鍋料理(0.3%)
26位:初笑い(0.3%)
26位:おみくじ(0.3%)
26位:スキー(0.3%)
26位:冬の花(梅、椿など) (0.3%)
26位:受験勉強(0.3%)
26位:冬のファッション(マフラー、手袋など)(0.3%)
1月と聞いて連想する定番を紹介
ここからは上位にランクインしたものや、それを選んだ理由を紹介していきます。
1位:お正月(44.8%)
4割以上のマイナビニュース会員が「1月といえばお正月」と回答しました。家族や親戚が集まり、ゆっくりと過ごす日本独自の年始行事は、長い歴史と文化の象徴でもあります。初日の出や年賀状のやり取り、おせち料理など、「お正月」を中心に数多くの風習が生まれています。SNSでも「#お正月気分」「#寝正月」などの投稿が増えるなど、季節を感じさせるトピックとして根強い人気です。
選んだ理由
・「1月といえばお正月でしょう。おせち料理やお年玉、新年会などはすべてその中に含まれる感じがします」(74歳男性)
・「正月元旦には家族全員が揃って新年を祝う習慣がある」(67歳男性)
・「一番最初に思いつくのは何と言ってもお正月」(47歳女性)
・「年の初めに国民全体で迎春ムードを味わえるから」(52歳男性)
・「年が変わる一年で一番大切な日」(57歳男性)
・「一年の中で一番のご馳走が出るから」(45歳男性)
・「おせち料理やお餅など、おいしいものが食べられるから」(48歳女性)
・「一年で最初の大切な行事だと思うので」(55歳女性)
・「家族そろって一年の始まりを祝う大切なことだから」(69歳男性)
・「もういくつ寝るとお正月、という歌が印象的だからだと思う」(32歳男性)
・「一年の始まりで新たな気持ちになれるから」(60歳男性)
・「小さい頃からのビッグイベント! 家族で集まって、おせちを食べながら特別番組をみんなで見る。なつかしい思い出です」(44歳女性)
2位:初詣(10.7%)
2位となったのは「初詣」です。新年の願いを込めて神社やお寺に参拝する初詣は、世代を問わず多くの人にとって1月の定番行事となっています。特に三が日には明治神宮や伏見稲荷大社、住吉大社などに多くの参拝客が訪れます。おみくじや御守りを手にする瞬間も、新年の始まりを感じる大切なひとときです。
選んだ理由
・「新年を迎えて神様にお礼に行く行事だから」(67歳男性)
・「家族で一年の幸せを祈りたいから」(45歳女性)
・「一年の始まりの大事なイベントだから」(51歳男性)
・「正月のゆったりムードからの切り替えは新年の初詣からと決めているから」(57歳男性)
・「やはり1月といえば、年初めのお正月、初詣」(45歳男性)
・「毎年家族で参拝するのが決まりなので」(41歳女性)
・「年の初めの行事だから印象的」(59歳女性)
・「新年といえば、気持ちも新たに神社で初詣に行きます」(61歳男性)
・「毎年必ず初詣には行っているから」(32歳男性)
・「毎年、一年の願いごとをお願いする」(60歳男性)
・「だいたい毎年行くものなので」(51歳女性)
3位:おせち料理(6.5%)
3位には「おせち料理」がランクインしました。黒豆や数の子、伊達巻など、一品ごとに意味が込められたおせち料理は、日本の食文化を象徴する存在です。近年では、伝統的な和風おせちに加えて、洋風や中華風など多様なアレンジが人気。通販やデパ地下などでも予約販売が増え、それぞれの家庭のスタイルで楽しむ人が増えています。
選んだ理由
・「毎年お正月に家族と一緒におせち料理を食べているから」(24歳女性)
・「最近いろいろ豪華なものもたくさんあるから」(51歳男性)
・「できるだけ自分で作ってそれをつまみに新酒を楽しむ。新しい年はまずはこれです」(58歳男性)
・「年が明けて最初のものだから印象が強い」(45歳男性)
・「毎年恒例で、いつもおいしく楽しみにしている」(60歳女性)
・「お正月といえばおせち料理を食べていたから」(59歳女性)
・「毎年いろいろな地方のおせち料理を食べるのを、楽しみにしている」(62歳男性)
・「年初の朝食で、特別な料理を食べるのが楽しみ」(78歳男性)
・「正月を迎えたときだけの特別な料理なので」(68歳男性)
・「豪華な料理を家族みんなで食べられるから」(29歳女性)
4位:お年玉(4.5%)
「1月=お年玉」を連想する人も多いようで、4位には「お年玉」がランクインしました。 子どもたちにとっては一年で最も楽しみなイベントの一つでしょう。最近では、電子マネーやキャッシュレスでのお年玉も広がっており、デジタル化にともなう新たな風習が生まれつつあります。 金額の平均は5,000~10,000円前後といわれ、毎年の相場も話題になります。
・「子どもの頃、1月はお小遣いの稼ぎ時だと、子ども心に熱心だった印象が強烈に残っています」(57歳男性)
・「自分の子どものころを思い出すから」(31歳男性)
・「お年玉をいつも用意しているので毎年大変」(56歳男性)
・「もうあげる側になってしまって貰うことはなくなった……」(44歳男性)
・「ちょうど今度のお正月には皆にあげるお年玉の予算をどうしようかなと考えていた」(80歳女性)
・「子どもの頃はお年玉が非常に楽しみだった」(53歳女性)
・「子どもの頃からお年玉はワクワクする」(67歳男性)
・「もらう立場からあげる立場に変わったが今後もなくならないイベントだと思う」(44歳男性)
・「お正月に親せきの家にもらいに行くのが楽しみだった」(55歳男性)
5位:年賀状(3.4%)
5位には「年賀状」が選ばれました。 SNSやメールの普及で枚数は減少傾向にありますが、「年始のあいさつを形にして届けたい」という思いから、根強く続けている人も多いようです。特にビジネスシーンでは、年賀状を通して取引先との関係を深めることも。デジタル年賀状サービスの利用も増えており、時代に合わせた新しい形での継承が進んでいます。
選んだ理由
・「かつては正月の定番だったが、最近は存在感が薄くなり若干の寂しさを感じている」(45歳男性)
・「毎年、親戚や知り合いなど会えない人に年賀状を送っています」(57歳男性)
・「年賀状を出す必要性が希薄になってしまい、LINEで送っている」(36歳男性)
・「届いた年賀状を確認することが年の始まりを感じる」(59歳男性)
・「数が少なくなってきたとはいえ、正月のみのものだから」(45歳男性)
・「年賀状が届くのがとてもうれしいので」(48歳女性)
・「小さい頃は年賀状のやり取りが楽しみだったから」(63歳男性)
・「日本の正月の伝統的な文化だと思う」(39歳男性)
5位:初日の出(3.4%)
同率5位には「初日の出」が選ばれました。その年で最初に昇る太陽を拝む初日の出とは、新しい一年の始まりを象徴しており、古くから日本人の心に根付いた風景の一つです。写真映えする美しい朝日を求めて撮影スポットに出かける人も増えており、SNS上では元日の朝を彩る「初日の出フォト」が話題になることも。自然とともに新年を迎える体験として、初日の出は今も変わらず多くの人に愛される日本の冬の風物詩です。
選んだ理由
・「毎年千葉県の犬吠埼まで見に行っているから 」(61歳女性)
・「何と言っても一年の始まりだから」(60歳男性)
・「一年の始まりだからです」(29歳男性)
・「新年の始まりだから縁起がいい行事」(39歳女性)
・「ほぼ毎年、県庁の展望室から初日の出を楽しめている」(48歳女性)
・「初日の出を見ると、気が引き締まる!」(55歳男性)
7位:冬の寒さ(2.1%)
第7位に入ったのは、「冬の寒さ」です。1月は一年の中でも最も寒い時期であり、冬の厳しさを実感する季節です。吐く息が白く、空気が澄み渡る朝には、冬ならではの静けさと清らかさを感じる人も多いでしょう。冬の寒さは、まさに1月を象徴する自然の恵みともいえるでしょう。
選んだ理由
・「1月に最低気温になることが多いように思う」(66歳男性)
・「この季節になると何もしたくなくなり、布団に丸まってしまうから」(28歳男性)
・「年明けの明るい気分が寒さでメンタル的にまいってしまう」(50歳男性)
・「寒さが厳しく、雪が降ることも多い月だから」(53歳女性)
・「雪が降る寒冷地なので、大雪や大寒に嫌気を起こす」(44歳男性)
・「田舎暮らしなので寒さが厳しくなる」(61歳男性)
8位:雪(1.8%)
第8位には「雪」がランクイン。白く染まる景色や雪遊びなど、雪は冬の美しさを象徴する存在です。日本海側には「豪雪地帯」と呼ばれる地域も多く、1月は降雪量が最も多い時期。雪かきや交通の乱れといった苦労もありますが、雪景色の美しさや静寂には、他の季節にはない特別な魅力があります。
選んだ理由
・「雪囲いを毎年のようにしてきました」(75歳女性)
・「東北地方で寒く、かなり雪が降る」(50歳女性)
・「実家が長野なので1月と言えば、やはり雪の深さとスキーの醍醐味が思い出される」(73歳男性)
・「子どもの頃からのイメージが染み込んでいる」(45歳男性)
・「毎年冬になると雪が降るからです」(75歳女性)
8位:一富士二鷹三茄子(1.8%)
同率8位にランクインしたは「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)」は、「初夢で見ると縁起がよい」とされるものの順番を示した、日本の古くからの言い伝えです。現代では、初夢そのものを意識する人は減ったものの、「よい一年を迎えたい」「運気を上げたい」という願いの象徴として、この言葉は今も新年の風物詩として語り継がれています。
選んだ理由
・「小さい頃、祖父や祖母に教え込まれた、『一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭』。どれも末広がりや上昇気運、無病息災を表している言葉です」(63歳男性)
・「昔からの伝統を大事にしたいと思うから、こんな夢を見たい」(58歳女性)
・「自分が初夢で観てみたいから」(48歳男性)
・「初夢を見るときの慣用句だと思うから」(68歳男性)
・「今までの人生で初夢を見たことがなく、いつか見たいと思っているから」(51歳女性)
10位:初夢(1.6%)
第10位に選ばれた「初夢」とは、新年を迎えて最初に見る夢のことで、その内容がその年の運勢を占うとされています。前述の「一富士二鷹三茄子」は、この初夢で見ると縁起がいいとされるモチーフの代表例です。
選んだ理由
・「初夢は、一年を左右すると言われているから」(64歳男性)
・「一番印象的な夢だと思う」(53歳女性)
・「幸せな夢を見ました。好きな人とデートしました」(35歳男性)
・「新年にかけて初めて見る夢だから」(55歳男性)
・「1月は、初夢など初がつくものというイメージなので」(50歳男性)
10位:神社(1.6%)
同率10位には「神社」がランクインしました。初詣やおみくじなど、1月は神社への参拝の機会が特に多い時期です。新年を迎え、心機一転して一年の安全や健康を祈る人が多く、神社で手を合わせることで、気持ちが引き締まるという声も多く聞かれました。
選んだ理由
・「一年間の家族の健康のお祈りと運試しに神社に初詣に行きます」(62歳男性)
・「やはり神社で毎年、初詣をするから」(60歳女性)
・「昔から我が家の生活に根付いた習慣だから」(77歳男性)
・「普段は行かないけれど、正月だけは絶対にお参りに行くことにしている」(67歳男性)
・「初詣に必ず行き、家族の健康と繁栄を願うから」(48歳男性)
12位:福袋(1.3%)
お正月の買い物といえば、12位に入った「福袋」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。近年では、百貨店だけではなく、ファッションブランドや家電量販店、食品系などジャンルが多様化。オンライン予約や中身公開型など、時代に合わせた新しいスタイルの福袋が人気を集めています。
選んだ理由
・「毎年、元日には服、食品、電化製品の福袋を購入している。一年の始まりを感じるイベントです」(46歳男性)
・「必ず、TVのニュースで放送される。自分は買わないけど、楽しそう」(56歳男性)
・「初売りの福袋を毎年楽しみにしている」(54歳男性)
・「おめでたいという意味があるから」(46歳男性)
12位:成人式(1.3%)
同率12位の「成人式」は、一生に一度の節目として、多くの人にとって思い出に残るイベントです。振り袖やスーツに身を包み、久しぶりに地元の友人と再会するなど、地域のつながりを感じられる行事でもあります。
選んだ理由
・「成人式は1月の代表的なイベントだと思うからです」(45歳男性)
・「成人式で久しぶりに家族に会ってうれしかった」(55歳男性)
・「知人が最近成人式に参加していたから」(45歳男性)
12位:新年の抱負(1.3%)
「新年の抱負」も12位に入っています。年の始まりに「今年はこれを頑張ろう」と目標を立てる人が多く、自己成長やチャレンジを意識する季節です。手帳や日記に書き込んだり、SNSで宣言したりと、目標設定の方法も多様化しています。
選んだ理由
・「一年の計は元旦にあり」(75歳男性)
・「毎年、年頭にその年の抱負を考える」(76歳男性)
・「一年の計というように、何かを始めるきっかけとなる」(57歳男性)
・「1月はいつも今年の目標を立てて、やる気に充ちているので。達成するかはわかりませんが」(37歳女性)
12位:干支(1.3%)
年賀状やお正月飾り、絵馬など、あらゆる場面で干支を目にする時期。「干支」も12位に選ばれました。十二支の動物は日本文化に深く根付いており、毎年の干支にちなんだ商品やアートも多く登場します。
選んだ理由
・「毎年送る年賀状のイラストに使うので」(47歳男性)
・「毎年、今年の干支は何かなと考えます」(59歳男性)
12位:新年会(1.3%)
1月は年始の挨拶を兼ねて、友人や同僚と集まる機会が増える時期です。1月といえば「新年会」を思い浮かべる人も多いようです。お酒や料理を囲みながら、1年のスタートを祝う新年会は、ビジネスでもプライベートでも欠かせない文化です。
選んだ理由
・「仕事仲間やら友人とやらで毎年スケジュール調整が大変です」(48歳男性)
・「来年も既に予定に入っているから」(76歳男性)
・「本当は参加したくないけれど、会社で必ず新年会があります。本当にやめてほしいです」(43歳女性)
1月の食べ物といえば
1月に食べたくなる食べ物を紹介します。1月といえば、一年の始まりを祝う「お正月料理」「おせち料理」が主役です。また、寒さが厳しいこの時期には、「鍋料理」や「お雑煮」も人気。家族で食卓を囲む「家族の絆」や「健康への願い」が込められた食べ物が多く存在します。1月の食卓には、日本人の一年への祈りと季節感がしっかりと息づいています。
- おせち料理
- 黒豆
- 数の子
- 田作り
- おとそ
- お雑煮
- 七草粥
- 小豆粥
- 鍋料理
- ふぐ
- 寒ぶり
- 大寒卵
- お汁粉
- みかん
1月のイベント・行事といえば
1月に行われるイベントや行事を紹介します。1年の始まりにふさわしい行事やイベントが数多く行われる月です。日本全国が「新年を祝うムード」に包まれ、家族や友人、地域コミュニティで過ごす機会が増えるのも特徴です。
- お正月
- お年始
- 初日の出
- 初夢
- 年賀状
- お年賀
- 賀詞交換会
- 初詣
- 初売り
- 仕事始め
- 小寒
- 成人式
- 鏡開き
- 七草の節句
- 人日の節句
- 大学入学共通テスト(旧センター試験)
- 雪まつり
- 新春セール
- 小正月
- 二十日正月
- 大寒
1月の花といえば
1月に欠かせない花を紹介します。新しい年の始まりを明るく彩る凛とした花は、寒い中でも心を浮き立たせてくれます。それぞれの花には、美しさだけでなく縁起のよい意味や花言葉が込められています。
- 梅
- 椿
- 水仙
- シクラメン
- クリスマスローズ
- パンジー
- 山茶花
- 蝋梅
- 南天
- 葉牡丹
1月といえば何? 会話のネタになる豆知識を紹介しました
1月は「新しい年の始まり」を象徴する月であり、お正月を中心に、日本の伝統文化や家族行事が多く詰まっています。寒さの中でも、家族の温かさや新年への希望を感じられる季節です。
本記事では、1月を象徴する行事や食べ物、花などを紹介しました。初詣や新年会など、新年ならではのイベントも多い1月。お正月ムードを楽しみ一年の健康を祈りながら、おせち料理やお雑煮、七草粥など、この時期ならではの食べ物も味わってくださいね。
調査時期:2025年10月31日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計506人(男性: 389人、女性: 117人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート





