ファンレターやファンイベント、SNSなど、様々なファンの言葉に触れる機会が多い中、どんな言葉が嬉しいのか、俳優・タレントに聞いていく連載『心に残るファンからの言葉』。今回は、湯浅政明監督の最新アニメーション映画『きみと、波にのれたら』でヒロイン・ひな子の声優を務めた、女優の川栄李奈に話を聞いた。

  • 川栄李奈

    川栄李奈 撮影:宮田浩史

AKB48のメンバーとして、握手会でファンと触れ合うことも多かった川栄。例えば女性のファンは川栄にどんな言葉をかけるのか、そして川栄はどんな言葉が嬉しいのか気になり尋ねると、「やっぱりAKB48の握手会にきていただく女性は少ないので、『応援している』という言葉はシンプルに嬉しいです」と、AKB48時代について振り返る。

現在はTwitterで約92万、Instagramで140万ものフォロワーと接しているが、「SNSのコメントを読むと、仕事で忙しい時に、女性のファンが体調を気遣ってくださったりしていて、嬉しいです」と女子トークのようにコメントを受け止めている様子だ。

まるで同士のような感覚なのか、「女性ファンの方が力強く『私たちがずっと応援してるから』『ずっとファンでいるから』と言ってくださるのは、とても心強く感じます」と、ファンの言葉のありがたさを語った。

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■川栄李奈出演 映画『きみと、波にのれたら』(公開中)

小さな港町へ越してきたひな子(声:川栄李奈)は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(声:片寄)と偶然出会い、恋に落ちる。

お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。そんなある日、ひな子が二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。

「ずっとひな子のこと助けるって約束したろ?」

死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。奇跡がもたらした二人の恋の行方は? そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?

■川栄李奈
1995年生まれ、神奈川県出身。女優。舞台『AZUMI 幕末編』(15)で初舞台初主演を務め高い演技力が話題となる。連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16)、『フランケンシュタインの恋』(17)、映画では『嘘を愛する女』『センセイ君主』『人魚の眠る家』(18)など話題作に続々出演。『恋のしずく』(18)では映画初主演を果たすなど、演技派の若手女優として抜群の存在感を発揮している。アニメーション映画への声の出演としては、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(17)、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(18)など。