JR東日本とJR東海の境となっている長野県の塩尻駅。東京と名古屋を結ぶ中央本線と、松本・長野方面に向かう篠ノ井線の分岐点となる駅で、交通の要所となっている。その塩尻駅に、とにかく狭い立ち食いそば屋があるという。

  • 塩尻駅の立ち食いそば「そば処 桔梗」は、とにかく入り口が狭い

    塩尻駅の立ち食いそば「そば処 桔梗」は、とにかく入り口が狭い

店内はふたりまで!?

ホームから階段を上がるとそば屋の入り口が見えてくるのだが、とにかくその幅の狭さに驚く。入り口の幅は、人ひとりがやっと入れるほどで、しかも店内はふたりしか入れない。カウンターから厨房を見ると、反対側にもカウンターがある。こちらは改札外の待合室に面しており、4~5人程度は入れるスペースがある。

  • 定員がふたりと、かなりコンパクトな改札側のカウンター

    定員がふたりと、かなりコンパクトな改札側のカウンター

  • 待合室に面した店舗では、広いスペースが確保されている

    待合室に面した店舗では、広いスペースが確保されている

元々、入り口の幅は広かったそうなのだが、バリアフリー対策でエレベーターを設置した際に入り口のスペースを狭めることになったという。ちなみに改札側が満席の場合は、改札で申し出れば待合室側を利用することも可能となっている。

安曇野や野沢菜と、長野らしいそばも

狭さばかりが話題になるが、そこはやはりそば処の長野県。当然、立ち食いそばも充実している。ここでは、人気メニューの「鴨そば」(460円)をチョイス。

  • 「安曇野わさびそば」(420円)や「野沢菜わさび昆布そば」(410円)など、長野らしいメニューもそろう

    「安曇野わさびそば」(420円)や「野沢菜わさび昆布そば」(410円)など、長野らしいメニューもそろう

出汁は少し甘めの関西風で、平打ちのそばと鴨の風味が絡み合う。狭い店内で肩寄せ合い、信州そばをすすりに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

  • 「鴨そば」(460円)は鴨と関西風の出汁がベストマッチ

    「鴨そば」(460円)は鴨と関西風の出汁がベストマッチ

※価格は税込