通勤・通学のついでに、もしくは観光や乗り鉄の小休止に。改札を出ずに味わえる「駅ナカグルメ」は、老若男女に優しい存在だ。さっと入ってさっと食べてさっと出る。その時しか味わえないものがそこにはある、なんて言ったら大げさだろうか。そんな駅ナカグルメたちを求めて、今日もいざ!
今回紹介するのは、JR我孫子駅の構内にある「弥生軒」。一見、どこにでもありそうな普通の立ち食いそばだが、この店の名物は大きなもも肉のから揚げがトッピングされた「から揚げそば」。「から揚げ」と「そば」が出会うとどんな味になるのか……。
かつては山下清画伯も住み込みで
弥生軒はJR我孫子駅2・3番線のホームに2店舗、さらに4・5番線のホームにも1店舗と、JR我孫子駅ホームに3店舗を構えている(1店舗は2018年7月下旬まで、改装のため休業中)。この弥生軒はかつて放浪の画家・山下清が働いていたことでも知られている。弥生軒は元々はお弁当屋で、我孫子駅の構内で弁当を販売しており、画伯は住み込みで働いていたそうだ。
地方からわざわざ食べに来るファンも多い弥生軒。昼どきともなると、狭い店内に入りきれないお客が店外にあふれる程の人気ぶり。から揚げなんて、1日1,000個以上売れるという。
出汁のおかげで食べ応えも味わいも
食券はチケット制で、から揚げそばは、1つ入りが400円、2つ入りが540円で、追加のから揚げは1つ140円となっている。から揚げの持ち帰りもOKなので、お土産にするのもありだ。
正直、ミスマッチな感じがしていたものの、これが食べてみると実に美味! 出汁がぶ厚い衣に染み込み、もも肉の旨味と絶妙なハーモニーが味わえる。そばのトッピングと言えば天ぷらのイメージが強いが、から揚げがこれほどそばに合うとは驚きだ。
病みつきになること間違いなしの弥生軒の「から揚げそば」。2個入りは相当なボリュームがあるので、おなかを空かせてからチャレンジしよう。
※価格は税込

