JR西日本は3月13日に実施するダイヤ改正で、小野田線の普通列車(宇部新川~小野田間)を上下各1本減便し、最終列車の時刻を大幅に繰り上げる。ダイヤ改正後、宇部新川発小野田行は19時台、小野田発宇部新川行は20時台で運転終了となる。

  • 小野田線の普通列車

小野田線は山口県宇部市・山陽小野田市の市街地付近を走る電化路線だが、列車の本数は少なく、現在は宇部新川発小野田行10本・宇部新川発長門本山行1本・雀田発長門本山行2本、小野田発宇部新川行10本(一部列車は新山口駅まで運転)・長門本山発宇部新川行1本・長門本山発雀田行2本(すべて普通列車)を運転している。

宇部新川~小野田間の最終列車は現在、宇部新川駅21時17分発・小野田駅21時49分着、小野田駅22時20分発・宇部新川駅22時48分着で運転。ダイヤ改正でこの2本(上下各1本)が運転取りやめとなり、3月13日以降の最終列車は宇部新川駅19時28分発・小野田駅19時57分着(1時間49分繰上げ)、小野田駅20時3分発・宇部新川駅20時32分着(2時間17分繰上げ)となる。なお、小野田発の最終列車は土休日に新山口駅まで運転される。

長門本山駅発着の普通列車は運転本数・時刻ともに大きな変更はなく、最終列車は18時台に運転。長門本山駅18時37分発の普通列車(宇部新川行)は雀田駅18時42分着・19時20分発となっており、宇部新川駅へは雀田駅18時49分発の普通列車に乗り換えると早く着く。この雀田駅で乗換えとなる普通列車は現在、小野田発新山口行で運転されているが、ダイヤ改正で運転区間が短縮され、小野田発宇部新川行に。新山口駅への列車に乗り換える場合、宇部新川駅で30分以上待つ必要がある。

  • 宇部線の普通列車

宇部線では、小野田線から直通していた小野田発新山口行の普通列車1本を宇部新川駅止まりとするほか、現行の新山口駅22時46分発・宇部新川駅23時33分着の最終列車を運転取りやめとし、新山口~宇部新川間で上下各1本を減便する。ダイヤ改正後、宇部新川発新山口行の最終列車は現行通りだが、新山口発宇部新川行の最終列車が1時間以上繰り上げられ、新山口駅21時44分発・宇部新川駅22時31分着に。新山口駅に到着する東京方面からの最終「のぞみ」と接続できなくなる。