モノと丁寧に付き合い、"ミニマリスト"を目指すパンダ「おはぎ」さんがシンプルな暮らしをコミックとエッセイで紹介します(毎週木曜日更新予定)。
買い物大好きです!
元は汚部屋で困っていたので、もちろん買い物も、素敵なお店を見て回るのも大好きです。おしゃれなお店に入って当てがあるわけでもなくアレコレ見て回って、気に入れば使う予定があるのかないのか分からないような物や、特に買うつもりのなかったものまでどんどん買っていました。
基本的なところは実は今も変わっていません。洋服や雑貨を見て回る時間はとても楽しいです。ただ、以前と違うのは「無計画には買わない」「本当に必要と思うものしか買わない」ということが自然と徹底できるようになったので、必要以上には買ったりすることは減ってきました。物がない方が快適なのも体感してわかっているので「これあると素敵かもしれないけれど、管理や掃除がめんどくさいな~」と思うと購入にまで至りません。
買い物欲のピークはレジ精算時
買い物の醍醐味は、お店であれこれ悩んだ末に「これにしよう!」と決めてレジで精算してもらった時の「自分のものになった!」という感覚ではないでしょうか。悩みに悩んだアイテム程、その感覚は大きいように思います。
そうやってワクワクしながら買ってきたものでも、突発的に買ってきたものは、買うだけで満足してしまって、あまり使わずに放置していることもしばしば…こういう経験は私だけじゃない! と思うのですが、どうでしょうか?
たまにそういうワクワクや買い物したという高揚感を味わいたいなと思うこともあるのですが、欲しいものも特になく、物も増やしたくないという気持ちもあるのでジレンマを感じていました。
プレゼントで上手に買い物欲の解消
以前はプレゼントや旅行のお土産を選んだりというのは正直めんどくさいのもあって好きではありませんでした。誕生日を覚えるのも苦手で、近しい人の誕生日も季節くらいでしか把握していません。
そんな私が今一番楽しい買い物はプレゼントです。そんなに頻繁にできるわけではありませんし、もちろん不特定多数の人にむやみやたら渡したり、高価なものをプレゼントしているわけではありません。大事な人の誕生日、旅先でのお土産、お世話になった方へのちょっとした手土産……大切な人のことを考えながら「どれなら喜んでくれるかな」と品物を選ぶのは、とても楽しい時間です。
なぜこんなにプレゼントが好きになったかというと、プレゼントを選ぶのに素敵なお店を見て回って、考えに考え抜いた物を購入し、レジでのワクワク感を味わった後は相手に渡すので自分の手元にも残りません。買い物したい欲も物を増やしたい欲も一度に解消できていいな! って思うようになりました。
自分が望む生活のために
いくら物を減らしたり、それが快適だとわかっていても、まだまだミニマリストを目指している最中の私は長年好きだったものをすっぱりと辞めてしまう程、意思は強くありませんし、無理して辞めるというのも苦しいだけなので、したいとも思いません。
私はミニマリストとしての取り組みで手に入れたいのは、煩わしいものへの時間や労力を最低限にしたいということなので、物欲を断つ修行ではありません。この生活を続けているうちに結果として今のような買い物欲も少なくなるかもしれませんが、すぐにどうこうしようというものではありません。今は好きな買い物を自分なりのやり方で楽しめたらなと思います。
おはぎ
物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。
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