「エスプレッソに砂糖」、イタリアではこれが普通

小さなカップで出てきたエスプレッソ。「オトナだからね……」とグイッとそのままひと飲み。内心「苦いぃ!! 」と思いながらもエスプレッソをそのまま飲み干した人はいないだろうか。もしくは、「砂糖を入れるなんて邪道。コーヒーの味をそのまま楽しみたいから、エスプレッソには砂糖を入れないんだ」なんて人もいないだろうか。

今回は、エスプレッソの飲み方について、島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに解説していただく。

イタリアではエスプレッソに砂糖がスタンダード

「ツウならブラックで」と言う人も、ここはだまされたと思って、砂糖を入れてみてください。スイートチョコレートのような味わいが楽しめますよ。

エスプレッソは少量で、コーヒーのオイル分のみを抽出したものなので、一口目は表面に浮いているクリームのような「クレマ」を飲み、エスプレッソの濃さや口に広がる味わいを楽しんでください。その後、スティックシュガーを1本入れて、かき混ぜて飲んでください。ダークチョコレートからスイートチョコレートのように変わって行く味わいを楽しめますよ。

ダークチョコレートが好きなら、エスプレッソをそのままでどうぞ。スイートチョコレートが好きなら砂糖をプラス。その日の気分によって飲み分けるのも面白いと思います。

ちなみに、イタリアでは大半の人がエスプレッソに砂糖を入れます。砂糖を入れて、かき混ぜずに飲んで底にたまった砂糖をスプーンで食べる人、砂糖を入れた後がっつりかき混ぜて飲む人などなど。いろいろな飲み方があります。