海のジビエ100%! 木の屋のイタリアントマトバーグ

暦が変わって9月になりましたが、まだまだ暑い日は続きそう。しっかり食べて体力を保っていきたいですね。

「僕は暑い日には肉が食べたくなるんです。なのでこのハンバーグ缶詰をオススメいたします!」

いつものように強引にカットインしてきた缶詰博士の黒川氏。その手には色鮮やかなイタリアンカラーの缶詰が乗っています。それ、新商品ですか?

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• 木の屋石巻水産/イタリアントマトバーグ 150g 690円

巨匠が缶修

テレビアニメ「ハクション大魔王/1969年版」(フジテレビ系列)が好きだった。ストーリーも面白かったけど、特に大魔王がハンバーグを食べまくるシーンがお気に入りだった。貧しかった昭和の時代、あれだけ大量のハンバーグを食べられるのは夢のような話で、いつも生唾を飲み込みながら観ていたものだ。

そのせいなのか、今でも「ハンバーグ」と聞くと気持ちが上がる。なのでこの夏発売された木の屋石巻水産の「イタリアントマトバーグ」を手にした時も、たちまち脈拍が早くなった。缶修(監修)は何と、イタリアンの巨匠・奥田政行シェフだ。

• パッケージ側面にはクジラのイラストが

高級部位を使用

このハンバーグはクジラ肉100%で出来ているのも面白い。クジラは海で自然に育つ動物だから、その肉は言わば海のジビエ。ちなみに木の屋の祖業はクジラ肉の行商だったそうだ。

使われている部位は「須の子」というもので、赤身だけれど脂がサシのように入っている高級部位である。パッケージの側面には愛らしいクジラのイラストが描かれていて、クジラへの愛情を感じてしまう。

• 湯せんして開缶

厚みがすごい

いつものように湯せんで温めてから開缶! おお、トマトソースの海からハンバーグの山頂が見えております。このハンバーグは相当厚みがあるんじゃないか? いかにハンバーグが好きな大魔王でも、こんなに分厚いのは食べたことがないはずだ。ふっふっふ、勝ったなオレ。

• 野菜と盛りつけ

アミノ酸が豊富

かくのごとし。こうして盛りつけると、あらためてハンバーグの分厚さが分かってニマニマする。温かいうちにひと口いただこう。

むっ。トマトソースがウマい。大きめにカットされた香味野菜がモロモロした舌触りで、自然な甘みがある。トマトの酸味もほどよく、ちょいと高級なお味であります。

そしてクジラ肉100%のハンバーグは、みっしりと詰まっていて歯応えがしっかり。かみ続けていると、やがてクジラ肉特有のレバーっぽい匂いが鼻から抜けていくが、ソースの風味もあってかなり穏やかだ。

クジラ肉には「バレニン」というアミノ酸が豊富に含まれている。だからクジラは数千kmも眠ることなく泳ぎ続けられるそうだ。一方の僕は5kmのランニングでもへたばっている。クジラにあやかりたいもんであります。

缶詰情報
木の屋石巻水産/イタリアントマトバーグ 150g 690円
同社オンラインショップなどで購入可