退場したダウマンに声をかけるアルテタ監督 [写真]=Getty Images

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、現在16歳のU-19イングランド代表FWマックス・ダウマンにトップチームの他の選手と同等の基準を求めていく姿勢を示した。30日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。

 ダウマンは27日に行われたカラバオ・カップ4回戦のフリートウッド・タウン(4部)戦に先発出場したものの、1-1で迎えた相手選手から危険なスライディングタックルを受けた後の報復行為でレッドカードが提示されて一発退場となった。なお、チームはその後PK戦の末に敗れて、現役のプレミアリーグ王者として4部リーグに所属するチームにリーグ・カップで敗れた初のチームになっていた。

 アーセナルはこの判定に対して異議申し立てを行なっていたものの、イングランドサッカー協会(FA)はこれを棄却し、ダウマンは暴力行為によって3試合出場停止処分が確定している。

 改めてダウマンの件について聞かれたアルテタ監督は「私の反応に対して、周囲がどう受け止めたかは確認していない。しかし、その場の文脈や、彼との関係性、そしてピッチに出る直前に何を話し合っていたのかを理解してもらう必要がある」と試合前には同選手に対して挑発への対処について注意を与えていたことを明かしながら、同選手とは改めて話し合い、求められる基準を明確に示す必要があることを強調した。

「これが今のレベルであり、これが反応なんだ。正しいか間違っているかは別として、それが現実の反応だ。私自身、勝てなかった時にはひどく腹が立つ。これが環境であり、現実だ。そうでなければ、まるでディズニーランドにいるようなものになってしまう。だが、ここはディズニーランドではない。プレミアリーグという、このレベルの場所なんだ」

「私たちは彼を大切に育てているけど、同時に高い要求も突きつけている。プレーする権利は、彼自身が勝ち取らなければならないものだからだ。そうでなければ、他の選手たちは私に何と言うだろうか? 公平でなければならないからね」

「あの時の私の反応は、その場の熱狂とフラストレーションによるものだ。何が起きるか、特にマックスにとってどういう結果を招くかを知っていたからね。試合に出る直前にも、そのことについて話し合っていた。というのも、今月初めに(U-19)イングランド代表の試合でも同じようなことがあったからだ」

「彼のプレースタイルや、相手を引きつける特徴を考えれば、今後もこうしたことは起こり得る。彼はまだ16歳だから守ってあげる必要があるが、同時に、チームやクラブが彼に何を求めているのかについては、率直に伝えることも大切だ」

「昨日、彼と話をした。何の問題もない。私自身も同じような経験をしてきたからこそ、こうした状況や若い選手たちを強く守りたいと思うんだ。誰だって、こうした失敗は経験するものだからね。どれほど大きな代償を払うことになるか、私たちは分かっている。そして、その後に何が起こるかもね。今回が初めてのことではないので、早急にこうした事態に終止符を打たなければならない」

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