「夫が家事をしてくれない」「自分ばかり負担が増えている」と悩んでいる人はいませんか? どちらか一方に負担が偏り続けると、夫婦関係に悪影響を及ぼす可能性があるため早めの対処が必要です。本記事では、夫が家事をしない背景にある心理や、それを放っておくことで起こる影響を解説したうえで、具体的な対処法を紹介します。
家事しない夫の心理
夫が家事をしない背景には、さまざまな理由が考えられます。まずは、どのような心理が隠れているのかを考えてみましょう。
やり方がわからない
家事をしない夫の中には、やる気がないのではなく、何をどうすればよいのかわからない人もいます。これまで家事を担当することが少なかった場合、いざやろうとしても手順がわからず、中途半端に手を出すくらいなら任せたほうがいいと考えてしまうのです。
妻の仕事だと思っている
「家事は妻が担当するもの」という価値観を持っている可能性もあるでしょう。現代の価値観にはそぐわないものですが、育ってきた家庭環境などの影響で、家事は女性の役割だととらえている人もいます。このような価値観を持っていると、「家事をできていない」という自覚すらないものです。
疲れていて気力が湧かない
肉体的・精神的な疲れから、家事に取り組む気力が湧かない人もいます。「体力が回復してからやろう」と思っているうちに、任せきりになってしまうケースも少なくありません。
妻の家事ルールを乱したくない
家事を手伝わない理由として、妻のやり方を邪魔したくないと考えている人もいます。過去に家事をした際に間違いを指摘された経験があると、自分がやるとかえって迷惑になる、何をしても注意されるので自分が手を出さないほうがよい、と考えてしまう人も多いものです。怒られてトラウマになっている可能性もあるでしょう。
家事しない夫を放っておくとどうなる?
夫が家事をしない状況を諦めて何も対処せずにいると、家庭内にさまざまな悪影響を及ぼすこともあります。ここでは、どんなことが起こり得るのか見ていきましょう。
【夫】家事以外のことも人任せになる
家事をしない状態が当たり前になると、夫は家庭内のさまざまなことを妻任せにするようになる恐れがあるでしょう。たとえば子どもの学校行事や地域の付き合い、役所の手続きなども「妻がやってくれるだろう」と勝手に考えるようになってしまうのです。家庭を夫婦で支えるという意識が薄れ、役割の偏りがさらに大きくなってしまいます。
【妻】ストレスと疲労が蓄積され体調不良に
仕事や育児と並行して毎日家事をこなしていると、十分な休息が取れずに疲労が慢性化することもあります。また、精神的なストレスから睡眠不足や食欲不振などの体調不良につながるケースも少なくありません。「夫にも家事をしてほしい」という気持ちを抱えたまま我慢し続けると、心身への負担は少しずつ積み重なっていくでしょう。
【夫婦】コミュニケーションが減り険悪に
一方に負担が偏り続けると、不満から夫婦間の会話が減り、お互いに距離を感じるようになることもあります。小さなすれ違いが積み重なり、夫婦関係が悪化してしまう可能性もあるでしょう。
【子】偏った夫婦像を認識してしまう
子どもがいる家庭では、夫婦の役割分担が子どもの価値観に影響を与えることもあります。子どもは普段から親の様子をよく見ているものです。父が家事をしない姿を見て育つと、それを当たり前の夫婦像として認識する可能性があるでしょう。
家事しない夫への対処法
家事をしない夫にいつまでも我慢し続ける必要はありません。夫婦で家事を分担するために、できることから取り組んでみましょう。ここでは、対処法を紹介します。
現状を伝えて話し合う
まずは、現在の状況を夫に共有しましょう。感情的に責めるのではなく、「家事の負担が偏っていてつらい」「ひとりで家事をこなすのは難しい」など、自分の気持ちや現状を具体的に伝えてみてください。お互いの考えを話し合うことで、家事の分担について共通認識を持てるようになるはずです。
比較的簡単な家事から頼んでみる
これまで家事をほとんどしてこなかった夫に、いきなり難易度の高い家事を任せると負担に感じてしまうことがあります。まずはゴミ出しや食器洗い、風呂掃除など、比較的取り組みやすい家事からお願いしてみましょう。小さな家事でも継続することで習慣になり、自分も家庭を支えるひとりだという意識が育ちやすくなります。また、最初のうちは何をすべきか細かく指示しておくのもポイントです。
家事分担表を作る
家事分担表を作って、やることを可視化するのもおすすめです。進捗報告もあわせて行うようにすれば、やり忘れも防げます。小さなホワイトボードに書いて冷蔵庫に貼っておくほか、最近では家事分担アプリなどもあるので、2人に合ったものを取り入れてみましょう。
できたことをほめる
夫が家事に取り組み始めたら、「できなかったこと」だけでなく「できたこと」にも目を向けて、ほめるようにしましょう。細かなミスの指摘ばかりしていると、夫が意欲を失ってしまうことがあります。改善してほしいことを伝える際も責めるのではなく、具体的な理由とともに優しく伝えてみてください。また、「ありがとう」という一言があるだけでも、家事に対する前向きな気持ちにつながります。家事を夫婦で分担する習慣を作るためには、お互い感謝し合う姿勢も大切です。
他の人の力を借りる
夫婦だけで解決が難しい場合は、第三者の力を借りることも選択肢のひとつです。信頼できる家族や友人、夫婦問題について相談できる窓口などに話すことで、自分たちだけでは気づけなかった解決策が見つかることがあります。また、家事代行サービスや宅配サービスなどを利用して、家事そのものの負担を減らす方法もあります。すべてを夫婦だけで抱え込もうとせず、必要に応じて外部のサポートを活用することも、円満な夫婦生活を続けるための有効な方法です。
まとめ
「言わなくても察してほしい」という思いもあるかもしれません。しかし、言わないままでは何も変わらない可能性が高いでしょう。我慢が限界に達する前に、改善に向けて動いてみてください。



