
埼玉西武ライオンズ 最新情報
西武・栗山巧外野手が30日、都内のホテルで現役引退会見を行った。会見には元監督の渡辺久信氏と田邊徳雄三軍コーチがサプライズで登場。長年にわたって栗山を見守ってきた2人が、それぞれの立場から背番号1への思いを語った。(文・灰原万由)
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渡辺氏は「25年間にわたり、長きの現役生活、本当にお疲れさまでした。ついにこの日が来たなと、そんな思いでおります」とねぎらった。
2人の出会いは、渡辺氏がライオンズに復帰した2004年。ファームで一軍を目指し、朝から晩まで努力していた栗山の姿が今も記憶に残っているという。
一軍監督に就任した際、最初に決めた打順が「一番・片岡、二番・栗山」だった。二番に好打者を置く構想の中で、打率だけでなく、バントや作戦遂行能力にも優れた栗山を起用した。
片岡易之氏の盗塁を待ち、ツーストライクに追い込まれてからでも自分の打撃ができた技術を「なかなかできることではない」と称賛。「試合の中で見せる冷静さ、雰囲気、集中力。たまに見せる闘志あふれる姿が大好きでした」と振り返った。
最後は「本当に唯一無二の選手。これからもライオンズのため、後輩たちのために栗山イズムを注入してほしい」と今後に期待を寄せた。
一方、田邊三軍コーチも「25年間、長い現役生活お疲れさまでした」と労をねぎらい、「ライオンズの球団史に残る、ナンバーワンと言っていいほどの名選手になってくれました」と功績をたたえた。
栗山は2001年ドラフト4巡目で西武に入団。2004年に一軍デビューし、2021年には球団生え抜き選手として初となる通算2000安打を達成。近年はファームで過ごす時間も増え、田邊三軍コーチが練習を支えてきた。
立場や環境が変わっても、栗山の取り組みは変わらなかった。「練習姿勢、態度は何も変わっていません。本当にファームにいる選手のお手本となって、今も頑張ってくれています」と証言した。
長く努力を見守ってきた指導者は「最後の最後まで、私はコーチとして栗山選手のプレーを見届けたい」と語った。
栗山は同日夜に行われた楽天との引退試合で、8回の第4打席で中前打を放った。最後の一戦でも自らのバットで安打を刻み、本拠地のファンの大歓声に応えた。
若手時代から主力へ成長する姿を見てきた渡辺氏と、近年のファームでの取り組みを支えてきた田邊三軍コーチ。「唯一無二」「球団史に残る名選手」という言葉には、25年間ライオンズ一筋を貫いた栗山への深い敬意がにじんでいた。
[caption id="attachment_286856" align="alignnone" width="1200"] 約630名のファンと記念写真を撮る栗山巧【写真:編集部】[/caption]
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