家にいるときに地震が起きたら.......。皆さんは想像したことはありますか?
いざという時に備えたいと思いつつも、「何から始めればいいのかわからない」と感じている人は少なくありません。
今回は看護師歴35年、災害レスキューナースとして31年、災害現場を長年見てきた辻直美氏の著書『最強版プチプラ防災』(扶桑社)より、手軽に取り入れられ、日常生活においてもプラスに働くアイデアをお届けします。災害時に役立つのはもちろん、普段の暮らしでも部屋が整って見える"一石二鳥"の工夫もあわせてお届けします。
災害時も日常生活もプラスに働くアイデア集
カーテンはやや長めにして割れた窓ガラスが入るのを防ぐ
長めでウエーブがたっぷりのカーテンは、窓ガラスが割れたとき、飛散した破片を受け止めてくれます。防寒対策にもなって、一石二鳥です。
テーブル下収納に水を"分散ストック"
在宅時に発災したときはリビング 入るのを防ぐに逃げることを想定しています。そのため、備蓄水の一部はリビングのテーブル下収納に十分な量をストック。
落下物で床が傷つかないようラグを敷いておく。その下には 滑り止めシート
リビングのラグは、暖かさと落下物から床を守る目的も兼ねて、厚みのあるものに。ずれないよう下に滑り止めシートを敷いています。
メッシュタイプの滑り止めシートを使用。フローリングになじむようベージュを選択。
テレビには転倒防止ジェルを
テレビなどの家電の下には耐震ジェルを敷き、転倒を防ぎます。重い家電も震度5以上になると倒れたり、ときにはかなりの距離を飛んでくることもあるので、対策をしておきましょう。転倒による破損の予防にもなります。
耐震マット、衝撃吸収ジェルなどの名前で100円ショップで売っています。いろいろなや色があるので使い勝手で選んで。
つっぱり棒代わりに「段ボール箱」で家具を固定する方法
家具と天井までの空間が狭い、あるいは天井に十分な強度がないなど、つっぱり棒を使えないときでも、転倒対策を。私が実践するのは段ボール箱での固定。からのままだと強度が不十分。中身をギッチギチにつめるのがポイントです。
対策していなかったお隣の本棚は倒壊。
段ボール箱の補強の仕方は下記の通り。
(1)格子の仕切りの間にタオルをギチギチにつめる。
(2)底にぶ厚い女性誌を、その上に格子の仕切りを入れる。
つっぱり棒は家具の両端、壁近くの奥側への設置が基本。転倒防止器具と合わせることが推奨されています。
ほんの少しの工夫でも、災害時には「しているかしていないか」で大きな差が生まれることがあります。日常の中で無理なく取り入れられることから始めて、いざという時に自分や大切な人を守れる備えを整えておきましょう。
※撮影/星 亘 写真提供/辻 直美 イラスト/まきりえこ











