(左から)読売ジャイアンツの山﨑伊織、阿部慎之助監督、浅野翔吾(写真:産経新聞社)

 

 昨季はチーム唯一の2桁勝利を挙げ、今季は開幕投手候補にも挙がっていた右腕。だが開幕直前に右肩のコンディション不良を発症し、先発ローテの柱がまさかの離脱となった。[1/6ページ]

 

 

 

エース候補に痛恨のアクシデント

山﨑伊織

 

 

 

・投打:右投左打

・身長/体重:181cm/81kg

・生年月日:1998年10月10日(27歳)

・経歴:明石商 - 東海大

・ドラフト:2020年ドラフト2位(巨人)

・2025年成績:25試合登板(156回1/3)、11勝4敗、131奪三振、防御率2.07

 

 昨季はチーム唯一の2桁勝利を挙げ、今季もエースとしての役割が期待されている山﨑伊織。開幕を前に右肩のコンディション不良を発症し、まさかの戦線離脱となった。

 

 2020年ドラフト2位指名で読売ジャイアンツの一員となった山﨑。プロ入り後は大学時代に受けた右肘手術の影響でリハビリスタートとなり、一軍デビューはプロ2年目となった。

 

 それでも、翌2023年には規定投球回をクリアし、2桁10勝をマークした。

 

 

 

 昨季は開幕から圧巻の投球を見せ、36イニング連続無失点のセ・リーグ新記録を樹立。

 

 最終的に25試合(156回1/3)を投げ、11勝4敗、防御率2.07の好成績をおさめ、3年連続で2桁勝利を達成。

 

 先発ローテーションに不可欠な存在となり、今季は開幕投手に最有力候補に挙がっていた。ところが、3月中旬に右肩のコンディション不良で離脱。ドラフト1位ルーキーの竹丸和幸が開幕投手を務めることになった。

 

 先発ローテーションの柱を担うだけに、早期の復帰が待たれる。

 

 複数ポジションを守れるユーティリティーとして期待されたが、二軍戦で死球を受けて骨折。勝負のプロ10年目を迎える中、開幕前の負傷は痛い出遅れとなった。[2/6ページ]

 

 

 

便利屋に思わぬ誤算

郡拓也

[caption id="attachment_258649" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの郡拓也(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投右打

・身長/体重:179cm/88kg

・生年月日:1998年4月25日(27歳)

・経歴:帝京高

・ドラフト:2016年ドラフト7位(日本ハム)

・2025年成績:3試合出場、打率.000(2打数0安打)

 

 捕手登録ながら、内外野の複数ポジションをこなすユーティリティープレイヤーとして存在感を示す郡拓也。だが、プロ10年目の今季は、開幕前に死球による骨折で戦線離脱した。

 

 帝京高から2016年ドラフト7位で北海道日本ハムファイターズに入団。プロ入り後は本職の捕手に加え、内外野の複数ポジションをこなした。

 

 高卒5年目の2021年には、一軍で33試合に出場。翌2022年には26試合の出場で打率.125、2本塁打、6打点を記録した。

 

 

 

 しかし、一軍定着には至らず、2024年3月に若林晃弘との交換トレードで読売ジャイアンツに移籍。

 

 移籍初年度はわずか5試合の出場にとどまり、昨季はシーズンの大半を二軍で過ごすなど、一軍での出番が限られた。

 

 今季でプロ10年目を迎え、勝負のシーズンだったが、2月19日の二軍戦で死球を受けて右手手背部の骨折と診断。約1ヶ月間の離脱を余儀なくされた。

 

 アピールが求められる立場となるだけに、痛い出遅れとなった。

 

 昨季途中加入から主砲候補へ浮上し、今季は岡本の穴を埋める活躍が期待されていた。だが開幕前のオープン戦で死球を受けて骨折し、無念の離脱となった。[3/6ページ]

 

 

 

主砲候補にまさかの離脱

リチャード

[caption id="attachment_243333" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのリチャード(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投右打

・身長/体重:189cm/120kg

・生年月日:1999年6月18日(25歳)

・経歴:沖縄尚学高

・ドラフト:2017年育成選手ドラフト3位(ソフトバンク)

・2025年成績:77試合出場、打率.211(232打数49安打)、11本塁打、39打点

 

 昨季はシーズン途中加入ながらスタメンに定着し、自身初の2桁本塁打を放ったリチャード。今季はMLB移籍した岡本和真の穴を埋める活躍が期待されたが、左手骨折によって開幕から欠場している。

 

 沖縄尚学高から2017年育成選手ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスに入団すると、卓越したパワーでアピールし、高卒3年目の2020年3月に支配下昇格。

 

 翌2021年に一軍デビューし、34試合の出場で打率.181ながら7本塁打、20打点を記録した。

 

 

 

 しかし、その後は二軍で5年連続本塁打王を獲得するも、一軍では思うような結果を残せず。

 

 そんな中、2025年5月に秋広優人、大江竜聖との交換トレードで読売ジャイアンツに移籍。新天地では、シーズン後半にはレギュラーの座を奪取した。

 

 同年は77試合出場、打率.211、11本塁打、39打点を記録。才能を開花させた。

 

 今季は主軸への定着が期待されていたが、3月11日のオープン戦で死球を受け、左手を骨折。不運なアクシデントにより、開幕前に離脱を余儀なくされている。

 

 プロ3年目の飛躍を期し、一軍キャンプでも好投を見せていた若手右腕。しかし開幕前にコンディション不良を発症し、順調だったアピールは途中で止まる形となった。[4/6ページ]

 

 

 

ドラ1右腕に暗雲

西舘勇陽

 

 

 

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/88kg

・生年月日:2002年3月11日(24歳)

・経歴:花巻東高 - 中央大

・ドラフト:2023年ドラフト1位(巨人)

・2025年成績:15試合登板(53回1/3)、2勝3敗1ホールド、45奪三振、防御率4.22

 

 プロ3年目の今季は一軍キャンプに抜擢されるなど、飛躍が期待されていた西舘勇陽。アピールを見せていた中で戦線離脱を強いられた。

 

 中央大から2023年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーはリリーフで開幕一軍入りし、夏場以降は先発に転向。

 

 同年は最終的に28試合登板、1勝3敗20ホールド、防御率3.82とまずまずの成績を記録した。

 

 

 

 昨季も先発、中継ぎの両輪で起用されていたが、右肩痛で離脱。15試合登板(7先発)にとどまり、2勝3敗1ホールド、防御率4.22という成績でシーズンを終えた。

 

 それでもプロ3年目の今季は、春季キャンプで一軍メンバー入り。2月21日のオープン戦では最速151キロを計測し、2回無失点の好投を披露した。

 

 しかし、コンディション不良で3月上旬からファーム調整に。その後の実戦登板はなく、状態が心配されている。

 

 昨季は支配下昇格と一軍デビューを果たし、今季はさらなる飛躍が期待されていた。だがキャンプ序盤に左足を痛め、開幕前に出遅れる形となってしまった。[5/6ページ]

 

 

 

高卒4年目の有望株に試練

三塚琉生

[caption id="attachment_242654" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの三塚琉生(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:左投左打

・身長/体重:182cm/93kg

・生年月日:2004年5月10日(21歳)

・経歴:桐生第一高

・ドラフト:2022年育成選手ドラフト6位(巨人)

・2025年成績:6試合出場、打率.000(12打数0安打)

 

 昨季は支配下契約を掴み、一軍デビューを飾るなど、飛躍の足掛かりを掴んだ三塚琉生。高卒4年目の今季はさらなるブレイクが期待されていたが、開幕前に離脱を余儀なくされた。

 

 桐生第一高から2022年育成選手ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団。高卒1年目から三軍戦で潜在能力の高さを示していたが、左膝の手術により長期離脱を強いられた。

 

 それでも、翌2024年に三軍戦で実戦復帰すると、高卒3年目の昨季は二軍に昇格して猛アピール。6月に支配下登録を勝ち取り、そのまま一軍デビューを果たした。

 

 

 

 一軍ではノーヒットに終わったが、二軍では78試合の出場で打率.318、9本塁打、40打点、4盗塁の好成績をマーク。

 

 今季はさらなる飛躍を期待されていたが、キャンプイン早々に左足を痛め、リハビリ組に合流。その後、3月中旬に三軍戦で実戦復帰し、現在は二軍でプレーしている。

 

 バットで結果を示し、早期の一軍昇格を手繰り寄せたいところだ。

 

 巻き返しを狙う高卒4年目のスラッガーだったが、春季キャンプ序盤に右ふくらはぎを肉離れ。開幕スタメン争いにも加われず、大きな出遅れを強いられた。[6/6ページ]

 

 

 

故障に苦しむドラ1スラッガー

浅野翔吾

[caption id="attachment_205847" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの浅野翔吾(写真:産経新聞社)[/caption]

 

 

 

・投打:右投右打

・身長/体重:172cm/89kg

・生年月日:2004年11月24日(21歳)

・経歴:高松商

・ドラフト:2022年ドラフト1位(巨人)

・2025年成績:29試合出場、打率.187(75打数14安打)、2本塁打、8打点

 

 昨季は一軍、二軍ともに不本意な成績に終わり、今季は巻き返しが期待された浅野翔吾。しかし、春季キャンプ序盤に右ふくらはぎの肉離れを発症し、開幕スタメン争いに絡むことはできなかった。

 

 高松商時代には、高校通算68本塁打を誇る世代屈指のスラッガーとして名を上げた浅野。2022年ドラフト1位指名で読売ジャイアンツに入団した。

 

 ルーキーイヤーから一軍出場を果たし、高卒新人ながらプロ初本塁打をマーク。

 

 

 

 翌2024年には40試合の一軍出場で打率.240、3本塁打、18打点と着実なステップアップを見せた。

 

 ところが、高卒3年目の昨季は、打撃不振や故障もあって29試合の一軍出場にとどまり、打率.187と低迷。

 

 二軍でも46試合の出場で打率.205、2本塁打、19打点と低調な結果に終わった。

 

 今季はキャンプイン早々に右ふくらはぎの肉離れにより離脱。3月下旬に実戦復帰したが、大きな出遅れとなった。

 

 

【了】