ドラマ『silent』『海のはじまり』などを手掛けたフジテレビの村瀬健プロデューサーが、4月から京都大学経営管理大学院の特命准教授に就任した。「アート・コミュニケーションデザインと組織経営寄附講座」を担当する。
村瀬氏が伝えるのは、ドラマを通して描いてきた多様性というテーマ。「テレビドラマ・映画プロデューサーとして数多くの作品を世に送り出してきました。ただ面白さを追求するのではなく、その時代ごとに社会が抱える問題意識を作品のテーマとして盛り込んできました。特に全キャリアを通じて描いてきたのが”多様性”の在り方についてです。物語を楽しんで見ているうちに、気が付いたら多様性について考えている。そういう作品を目指してきました」とした上で、「当講座ではこうした経験を活かしながら、さらに多くの方に多様性について考えてもらう機会を一緒に作っていけたらと考えております」とメッセージを寄せている。
今後も引き続き、フジテレビでドラマや映画制作を担当。X(Twitter)では「少しずつではありますが、新しい作品に向けた準備も始めています。そちらの方も待っていて頂けたら嬉しいです」と呼びかけた。
村瀬氏は、早稲田大学社会科学部卒業後、97年に日本テレビ入社し、『終戦60年スペシャルドラマ・火垂るの墓』『14才の母』などのドラマをプロデュース。08年にフジテレビにへ移籍し、『太陽と海の教室』『BOSS』『SUMMER NUDE』『信長協奏曲』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』などのドラマ、『帝一の國』『約束のネバーランド』『キャラクター』などの映画をプロデュースした。脚本家・生方美久氏とタッグを組んだ『silent』が社会現象と呼ばれるヒットを記録し、その後も『いちばんすきな花』『海のはじまり』など、多様性をテーマにした作品を世に送り出し続けている。
