人生を謳歌するエレガンスと、圧倒的パフォーマンスの両立|「フェラーリ・アマルフィ・スパイダー」日本初披露

2026年3月12日に発表されたばかりのフェラーリ・アマルフィ・スパイダーの実車が、3月25日に早くも日本で披露された。当日はフェラーリ・ジャパン代表取締役社長のドナート・ロマニエッロ氏の挨拶に続き、イタリアから来日したプロダクト マーケティング マネージャーのマッティア・メッジョリン氏がプレゼンテーションをおこなう形でメディアへ紹介された。

【画像】フェラーリ・アマルフィ・スパイダーの日本初披露の様子(写真38点)

車両の概要についてはoctane.jpでも既に報じたとおり。昨年夏に発表されたフェラーリ・アマルフィのオープンバージョンであり、ローマ・スパイダーの後継となるモデルである。

発表会で強調されたのは、このモデルが「2つの魂をもつ」ということ。これは「跳ね馬ならではのパフォーマンス」と「人生を謳歌する歓びや感動」を意味する。その情熱とエレガンスを象徴していたのが、会場でのオープニングシーンだった。ステージに登場したのは世界的オペラ歌手の中丸三千繪さんと樋口達哉さん。イタリア連帯の星勲章である”コンメンダトーレ章”を授与されている中丸さんが、アマルフィ海岸の風景をバックに深紅のドレスをまとい歌う姿は圧倒的な存在感を放ち、会場の参加者を一瞬にしてアマルフィ・スパイダーの世界へと誘った。

実車を見て強く感じたのはプロポーションの美しさだった。アマルフィ・スパイダーの最大の特徴でもあるファブリック製のソフトトップは、ルーフを開けても閉じてもエレガントで流麗なシルエットをキープする。5層構造のファブリックは、リトラクタブルハードトップに匹敵する優れた遮音性と断熱性を実現しているという。

ソフトトップが個性的なパーソナルゼーションの幅を広げてくれるのも嬉しいポイントだ。パーソナライゼーションオプションとして、テーラーメイドファブリックによる4色と、新たな”Tecnico Ottanio”を含むテクニカルファブリック2色、オプションのコントラスト・ステッチが用意されている。光沢のあるテクニカルファブリックの織り目は独特で、素材の立体感を際立たせているのが印象的だ。

気になる販売価格は4061万円。発表会後のグループインタビューで、円安の影響について尋ねられたドナート・ロマニエッロ代表取締役によれば、2021年から2025年にかけて日本のフェラーリの販売価格は約24%上昇したというが、不動産等の価格上昇に比べれば「フェラーリ・ジャパンは頑張っているほうだと思います」とコメントしていた。

フェラーリの現行ラインナップの中で、アマルフィとアマルフィ・スパイダーはフェラーリのエントリーモデルとして、これまでフェラーリに触れたことがない新規顧客の感性を揺さぶり、「2つの魂」で訴えかける大切なミッションをもつ。今後は試乗ができる体験型のイベントを通じて、その魅力を訴求していくという。日本での顧客への納車は2028年初頭、早ければ2027年冬頃を予定しているとのことだ。