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新年度が始まり、初任給が出たり昇給したりした人も多いかと思います。いつもよりもお金について意識してしまう人もいるのではないでしょうか。
実は年度初めは、お金の見直しをするのにうってつけの機会です。年に1回、お金の流れを見直すだけで、自然とお金が貯まる仕組みを作ることができます。「去年はあまり貯金ができなかったな……」と、節約や貯金に苦手意識を持っている人でも大丈夫! ちょっとした見直しとアクションで、毎月お金が自然と貯まっていく“貯金体質”になることができちゃいます。
そこで今回は、年に1回のお金の見直しデーで“見直すべきポイント”について、具体的に解説します。
◆まずは目標設定をしよう!
「貯金をしよう」と思っても、明確な目標がないままだと長続きはしません。そこでまずは「生活防衛費」として、生活費の3~6ヵ月分を貯めることを目標にしてみましょう。
急な失業や病気、災害被害などの万が一のトラブルに備えて貯めておき、いざというときに使うためのお金を「生活防衛費(生活防衛資金)」と言います。失業や病気などのトラブルがあった際、ある程度のお金が手元にないと生活が立ち行かなくなってしまう可能性があるので、まだまとまった貯金がないという人は、優先的に生活防衛費を貯めることを意識しましょう。
すでに十分な生活防衛費がある人は、「近いうちに欲しいもの・やりたいこと」にかかるお金を、一旦の目標額として設定するのがおすすめです。特に欲しいもの・やりたいことが思いつかないという人は、余剰資金をNISAなどの投資に回すのもいいでしょう。
生活スタイルにもよるので一概には言えませんが、手取りの1~2割を貯蓄に回せるのが理想的なバランスです。これは後述する自動化で、確実に貯められるように仕組みづくりをするのがおすすめです。
◆固定費を見直そう
家賃、光熱費、保険料、スマホ代、サブスク代……など、毎月必ず支払いが発生する固定費は、1年に1回は見直しましょう。固定費は一度見直せば自動的に毎月の支出が減らせるため、長期的に高い節約効果が見込めます。
例えば、スマホ代を見直さないままでいると、知らないうちに割高の料金を支払い続けてしまうことになるかもしれません。大容量のデータ通信プランを契約しているけれど、家にいる時間が長く、自宅のWi-Fiで事足りているという人なら、思い切って低容量プランに変更してみるのもいいでしょう。
特に春は「部署が変わって在宅ワークが増えた」「子どもが一人暮らしを始めた」など、生活がガラッと変わるタイミング。光熱費、スマホ代などを今の自分の生活に合ったプランに変更すれば、毎月数千円のお金が節約できる可能性もあります。
「同居家族が減ったからコンパクトな電気料金プランに変えてみよう」「実家を出た子どもしか使っていなかったサブスクは解約しよう」など、まずはこうした部分から見直してみることをおすすめします。
◆自動的に貯まる仕組みづくりをしよう
貯金額の目標を設定して、固定費の見直しも終わったら、毎月自動的に先取り貯金ができるように仕組みづくりをしましょう。
例えば、給料日に「給与受取口座」から「貯蓄用口座」に一定額を送金できるように自動振替の手続きをしておくのがおすすめです。最初に一定額を貯金に回し、手元に残ったお金で生活するよう習慣づけておくと、ストレスなく毎月決まった額を貯金していくことが可能です。
すでに十分な生活防衛費があり、直近で大きなお金を使う予定がない人は、NISAの積み立て投資枠を使って、少額投資をスタートさせてみるのもいいでしょう。
◆忙しい人は今じゃなくてもOK!
春は生活や環境の変化があるため、「1年に1回のお金の見直しデー」を作るのには最適な季節です。
一方で、「春先は新しい生活に慣れるのに精一杯で、お金のことまで頭が回らない……」という人もいるかと思います。そうした場合は「年末年始」や「自分の誕生日」など、いつでも構わないので、そのときどきで「どれだけ貯金ができたかを振り返る」「次の貯金の目標設定」「固定費などの棚卸し・見直し」の機会を設けましょう。
1年に1回の見直しをするだけで、自然と家計もスリムになってお金も貯まっていくはずです。ぜひ、この機会に「お金の見直しデー」について考えてみてくださいね。
執筆者・加賀生馬