アイペット損害保険は2026年3月26日、犬・猫の飼育者1000名を対象に実施した「2025年の1年間におけるペットの支出に関する調査(医療費編)」の結果を公開した。本調査は2026年2月3日〜8日の期間、インターネットによるアンケート方式で行われた。

  • ペットの支出に関する調査

    ペットの支出に関する調査

1年間の医療費は2万円未満が約半数、過去最高では300万円の回答も

  • 1年間の医療費

    1年間の医療費

2025年の年間医療費は「2万円未満」(44.9%)が最多となった。犬と猫では差が見られ、猫の飼育者は58.6%が2万円未満であったのに対し、犬は31.2%に留まり、27.6%が「6万円以上」を支出している。

  • 一回の診療費の最高額

    一回の診療費の最高額

一回の診療費の最高額は「5万円未満」が66.2%で最多となったが、「10万円以上」を経験した飼育者も18.5%存在し、中には300万円という回答も見られたという。

最も不安なのは「値上がり」よりも「突発的な高額診療費」

  • ペット関連支出で最も不安な項目

    ペット関連支出で最も不安な項目

ペット関連支出で最も不安な項目は「突発的な病気やケガによる高額な診療費」(47.1%)で最多となった。特に1〜6歳では53.0%に達している。一方で、7歳以上のシニア期では「高齢化に伴う介護・ケアの費用」への不安が20.0%に上昇しており、年齢とともに不安の内容が変化する様子が窺える。

費用面で病院への受診を迷った経験がある飼育者は3割超

  • 費用を理由に動物病院への受診を迷った経験について

    費用を理由に動物病院への受診を迷った経験について

費用を理由に動物病院への受診を迷ったり様子を見たりした経験については、34.5%が「ある」と回答した。3人に1人の飼育者が、経済的な負担を理由に受診をためらっている現状が浮き彫りになったとのことだ。

医療費の考え方は「家計に支障のない範囲で最大限」が過半数

  • ペットの医療費に関する考え方

    ペットの医療費に関する考え方

ペットの医療費に関する考え方は「家計に支障のない範囲で」(52.7%)が過半数を占めた。年齢別では、ペットが1〜3歳の幼い時期ほど「金額に関わらず最善の治療を受けさせたい」という想いが強く、45.9%に達している。年齢が進むにつれて予算とのバランスを意識する傾向はあるものの、できる限りのことをしてあげたいという想いは共通している。

将来への貯蓄をしていない飼育者は6割超、理想と現実に乖離

  • ペットに関連する将来の費用のために貯蓄をしているか

    ペットに関連する将来の費用のために貯蓄をしているか

ペットに関連する将来の費用のために貯蓄をしている飼育者は28.6%に留まり、63.7%が貯蓄をしていないという実態が判明した。高額診療への不安が強い一方で、具体的な資金準備は難しく、現実に乖離がある様子だ。貯蓄をしている層の目的は「想定外の病気やケガへの備え」(55.6%)が最多となり、長期通院や介護への備えが続いている。