安藤ハザマはNTTらの協力のもと、3月2日から東海北陸自動車道椿原トンネル工事において、次世代情報通信基盤「IOWN」を建設現場に適用する実証実験を開始した。
現在、人手不足や熟練者の高齢化を背景に、山岳トンネル施工の遠隔管理が求められている。しかし、従来の現場ネットワークでは、遠隔管理における現場技術者の施工判断に必要不可欠な高精細の映像や大量の点群データを、リアルタイムで安定的に伝送することが課題となっていた。
同実証実験では、粉塵や湿気など過酷な坑内環境において、8K映像や点群データなどの大容量データをリアルタイムかつ安定的に伝送できるのか、通信帯域や遅延などを定量的に計測・評価する。
実験では1,500mの坑内区間と1,000km離れた遠隔拠点間での通信負荷試験を行い、そこで得られた定量データと運用知見をもとに、山岳トンネル向けの通信技術要件や導入ガイドラインの整備を目指す。
同社では、過酷な現場環境で実証された通信技術とノウハウを、さまざまな通信環境下で行われる土木・建築工事全般へ水平展開することも想定している。

