マイナビは3月24日、「結婚を機とした新生活に関する調査2026年」の結果を発表した。調査は2月6日~11日の期間、2025年1月~2025年12月に結婚した20~39歳までの男女440名(男性:209名・女性:231名/20代:215名・30代:225名)を対象にインターネット調査形式で行われた。

  • 結婚を機とした新生活に関する調査2026年

    結婚を機とした新生活に関する調査2026年

結婚を機とした新生活にかかった費用は平均90万9,000円

結婚を機とした新生活をはじめるにあたってかかった費用について尋ねると、平均が90万9,000円という結果に。さらに結婚式の実施有無で比較すると、結婚式を実施した人は平均117.3万円、実施していない人は平均68.5万円と、大きな差がみられた。

  • 結婚を機とした新生活をはじめるにあたって、かかった費用

    結婚を機とした新生活をはじめるにあたって、かかった費用

結婚生活の中でお金をかけていること1位は「旅行・レジャー」

結婚生活の中でお金をかけていることについて問うと、1番多かった回答が「旅行・レジャー」(39.8%)、次いで「貯金・投資」(38.0%)となった。また、「自分へのご褒美」(28.9%)、「美容」(25.5%)、「趣味」(31.8%)など、自己充実に関する支出は前年より増加。

さらに、結婚式の実施有無で比較すると、ほぼすべての項目で差が見られるなか、特に「貯金・投資」(結婚式実施:44.5%/結婚式していない:25.3%)、「美容」(結婚式実施:32.1%/結婚式していない:12.7%)、「ファッション」(結婚式実施:28.3%/結婚式してない:12.0%)、「健康・リラックス」(結婚式実施:27.6%/結婚式していない:4.7%)では15pt以上の大きな差が出る結果に。

これらは、日常生活の質や個人のメンテナンス、将来設計に関わる支出項目であり、結婚式を実施した人はこうした領域に対する支出が相対的に高い傾向がみられた。背景には価値観の違いや経済状況など複合的な要因が影響している可能性が考えられるという。

  • 結婚生活の中で、お金をかけていること

    結婚生活の中で、お金をかけていること

なお、自由回答では、「食、レジャー、美容、リラクゼーションなど非日常のことにお金をかける」(女性/30代)、「3万円貯金は毎月のルール」(男性/30代)などの声があがった。

  • 結婚生活の中で、お金をかけていること(自由記述)

    結婚生活の中で、お金をかけていること(自由記述)

結婚を機としたマイホームの購入率は前年から5.1pt減少

マイホームの購入率は30.5%となり、前年から5.1pt減少した。東京23区を中心に住宅価格の高騰が続いており、不動産経済研究所が公表したデータでは、2025年の東京23区における新築分譲マンションの平均価格が1億円を超える水準に達し(首都圏 新築分譲マンション市場動向)、いわゆるパワーカップル(共働きで高い世帯収入を得ている夫婦・パートナーを指す)でも手が届きにくい状況が広がっているとみられる。

「さらに金利の上昇も重なり、こうした市場環境が今回の調査における購入割合の減少に影響したものと考えられる。高騰が続く住宅市場において、今後、結婚した夫婦の住宅取得行動がどのように変化していくのか、引き続き注視される」(同社)。

  • 結婚を機とした住宅の購入率

    結婚を機とした住宅の購入率

「共有口座」の開設は結婚式有無で大きな差

また、結婚を機に「共有口座」を開設した人は40.2%となった。中でも結婚式を実施した人(53.8%)と実施していない人(14.0%)を比べると39.8ptと大きな差がみられた。

資産管理については87.9%が貯金または資産運用を行っており、貯金を中心に一部資産運用を取り入れるといった、堅実な資産形成スタイルが多く確認された。「結婚後の生活において「お金の共同管理」や将来を見据えた資産形成に取り組んでいる人が多いことがうかがえる」(同社)。

  • 結婚を機とした共有口座開設/現在行っている資産管理

    結婚を機とした共有口座開設/現在行っている資産管理

マイナビウエディング編集長 片山裕美氏は、「今回の調査から見えてきたのは、結婚が“暮らしとお金の使い方”を見直す大きな転換点になっているということです。結婚した夫婦の意思決定は、これからの暮らしと消費の変化を読み解くヒントになると考えています」とコメントしている。