東日本大震災では、障害者の死亡率は全住民の約2倍にのぼった――。あれから15年。防災の取り組みは進んできたが、当事者の視点ではどこまで備えが整っているのか。1,000人以上の声から、その実態が見えてくる。

23日(20:00~)に放送されるNHK Eテレの福祉情報番組『ハートネットTV 特集 東日本大震災15年 第2回 障害者と防災 ~当事者1000人の声から~』では、大規模アンケートや現地取材をもとに、障害者と防災の現状を伝える。

  • 『ハートネットTV 特集 東日本大震災15年 第2回 障害者と防災 ~当事者1000人の声から~』より

    『ハートネットTV 特集 東日本大震災15年 第2回 障害者と防災 ~当事者1000人の声から~』より

震災で浮き彫りになった「死亡率約2倍」という現実

2011年の東日本大震災では、障害のある人の死亡率は全住民の約2倍にのぼったとされる。番組では、この事実を出発点に、震災から15年が経った現在、障害者の防災への備えがどこまで進んだのかを検証する。

1,000人以上のアンケートから見える課題

番組を放送するにあたって、当事者1,000人以上への大規模アンケートを実施。その中では、避難時に必要な支援や避難経路をあらかじめ記入する「個別避難計画」について、「支援を頼める人がいない」といった声が寄せられているという。制度だけでは解決できない現状が浮かび上がる。

宿泊型防災訓練から見える避難の現実

番組では、静岡市で行われた宿泊型の防災訓練も取材。災害時に避難所で過ごすことができるのかという視点から、実際の環境や課題をルポ形式で伝える。さらに、近年注目される「在宅避難」にも着目。自宅での避難生活を想定した場合、どのような備えが必要なのかについても紹介する。

【編集部MEMO】
番組テーマは「あなたのセーフティネットでありたい」。『ハートネットTV』では、障害のある人、病を患う人、多様な背景を持つマイノリティの人々、「生きるのがつらい」と感じる人など、誰もが自分らしく生きられるためのヒントを探る。