マクロミルは、「乳酸菌飲料市場の最新動向」に関するアンケート調査結果(マクロミル調べ)を2026年3月19日に発表した。本調査は2018年1月1日〜2025年12月31日の期間、全国15歳から79歳の男女35,000人を対象に、マクロミル消費者購買履歴データQPRを活用した分析方法にて実施された。

乳酸菌飲料の市場規模は2020年から3年間で15%増

  • 乳酸菌飲料の市場規模 年次推移(訴求タイプ別)

    乳酸菌飲料の市場規模 年次推移(訴求タイプ別)

乳酸菌飲料市場全体の市場規模は2020年を機に伸長し、「免疫ケア・体調管理」を訴求する商品がけん引している。従来、市場のメインだった「整腸・腸内環境改善」商品は2023年より縮小を続け、2025年には「免疫ケア・体調管理」商品と逆転する形となった。また、「睡眠改善」商品は2021年から市場に現れ始め、2024年まで伸長した後、2025年は縮小傾向となった。

主力の「整腸」商品が7年間で14%減少

  • 乳酸菌飲料市場 性年代別の金額構成比

    乳酸菌飲料市場 性年代別の金額構成比

市場全体は女性50代以上や男性シニア層に強く支えられている。商品タイプ別にみると、「整腸・腸内環境改善」訴求商品については、女性40代以上の構成比率が高くなっている。また、「睡眠改善」は女性だけでなく男性の構成比率(特に男性70代)が高いのが特徴だ。

受験期や未就学児世帯で高まる「免疫」への関心

  • 「免疫ケア・体調管理」訴求商品の購入金額推移(末子の学齢別)

    「免疫ケア・体調管理」訴求商品の購入金額推移(末子の学齢別)

「免疫ケア・体調管理」を訴求する商品のユーザー動向を深掘りすると、2023年から2025年で購入金額が特に増加したのは、同居家族内の末子が中・高校生である家庭となった。受験などのイベントとの関連性も考えられる。また、末子が未就学児の家庭でも増加が確認され、感染症などにかかりやすい未就学児がいる家庭でのニーズの高まりも可能性の一つとして考えられる。

まとめ

乳酸菌飲料市場は、さまざまな食品カテゴリで値上げが続く中でも「免疫ケア」関連商品の需要が堅調に推移している。長年主流だった整腸・腸内環境改善目的から、体調管理やライフステージに合わせた特定のニーズへとユーザー動向が変化している実態が明らかになった。