
『Octane』UK寄稿者による愛車レポート。今回は、通算6台目のゴルフGTIを手に入れたデイヴィッドが、その後の整備について語る。
【画像】カムベルト、ウォーターポンプ、ラジエーター交換のためショップに入庫したゴルフMk2 GTI(写真3点)
モンタナグリーン色のこの1991年VWゴルフMk2 GTIを手に入れてからの2週間、私は自分で手を汚しながら整備し、銀行口座が少々大変なことになるほどお金をかけてしまった。それでも、新たに購入したこの車には大いに満足している。
まず最初にしたのは、必要な作業と購入すべき部品をリストアップすることだった。案の定、リストアップ項目は膨大な数に及んだが、隠れた重大なトラブルなどは何ひとつなかった。明らかに大切に扱われてきており、良心的で知識豊かなオーナーと連絡を取り合えたことも嬉しく思っている。
最近オイルとフィルターを交換したことは知っていたが、タイミングベルトについては確信が持てず、まずはそこを見てみることにした。うーん…。まあ大丈夫だろうが、見るからに少し古い。ディストリビューターキャップが汚れていて、外してみると接点が摩耗して焼け焦げていた。なので、キャップとローターアームをリストに追加した。さらに、HTプラグコードを外すと2番のプラグの電極が抜けてしまったので、スパークプラグも交換することにした。これでミスファイアしていなかったとは、驚きだ。
点火系のパーツを交換し、カムベルトの作業に取りかかった。ベルト交換の中では、これは比較的簡単な作業のはずだ。しかし、はたと気付いた。この場合、同時にウォーターポンプも交換しておくのが賢明だろう。ただ、果たして私は、クーラントを抜いて車の下で這い回るような作業を、本当にしたいのだろうかと胸に手を当てて考えた。他にもっと、やるべきことがたくさんあるのだが…
整備作業は楽しいが、現実的に考えてピーターバラの信頼できる整備工場であるエクスプレス・オートケア社に預けることにした。ベルトとポンプの交換と、冷却水パイプの接合部からの漏れの修理を依頼している。彼らはフロントのエンジンマウントがとても劣化していることや、ラジエーターがもう最良の状態ではないことにも気づき、交換してくれた。みんな、ありがとう!
私にできる細かい作業は、尽きることがなかった。ボンネットは前方が数ミリほど沈んでいて、勢いよく閉める必要があった。運転席のドアを閉めても、ゴルフ特有のあの重厚な音がしなかった。でも、5分ほど留め具部分を調整すると、両方とも解決した。
この車の広告には、ヒーターのファンがとても騒がしいと書かれていた。たいていの場合、ヒーターファンの交換は悪夢のような作業だ。しかし、ゴルフの場合は助手席の足元の上にあるプラスチック製の棚を外し、断熱材のフォームを少し剥がして、ファンモーターを数度ひねれば外れる、という具合だ。eBayで新品同様の旧在庫の純正部品を35ポンドで購入できたし、取付けには10分もかからなかった。
他にも、内装の小型のトリムパーツが数点欠けていたが、それぞれ数ポンドの出費で収まった。運転席のウインドウ巻き上げレバーが固くなっているかも、と思っていたら、単にグリスが固着していただけだった。自分で清掃し、再び取り付けるだけで直った。ステアリングの微妙に曖昧な感触も簡単な調整で解決した。この車はしばらく放置されていたので、タイヤの空気圧が低過ぎただけだったのだ。
その後も、とても細かい作業や調整の連続だった。ナンバープレートの固定キャップがいくつかなくなっていて、錆びたネジがむき出しになっていた。それも自分で直した。ああそれから、純正の工具セットとジャッキセットには、10/13mm両口スパナとリバーシブルドライバーがなくなっていた。でももう大丈夫、それらも入手済みだ!
文:David Lillywhite