東京・六本木のグランド ハイアット 東京で3月12日、「2026年 オリコン顧客満足度アワード」授賞式が開催された。「満足を情報化する」をコンセプトに利用者の声を可視化する取り組みで、今年で20周年の節目を迎える。会場には各カテゴリーで総合1位に輝いた企業の代表者が集まり、その功績が称えられた。

428万人の「生の声」が選んだ“勝者たち”が表彰

本アワードは、2025年4月から2026年3月までに発表された計14カテゴリー、204ランキングの総合1位企業を表彰するもので、今年は過去最多となる109社の企業が参加した。これまでの累計調査回答者数は428万人にのぼり、国内最大規模の顧客満足度調査としても知られている。

主催者を代表して挨拶に立ったオリコンの小池恒代表取締役社長は、今回選出された受賞企業に対し、「膨大な数の消費者による生の声という、最も厳しく、かつ最も純粋な審査を勝ち抜かれた真の勝者です」と賞賛を送った。また、AIや自律型テクノロジーが加速する2026年のビジネスシーンにおいて、「最後に人の心を動かすのは、徹底した顧客視点にほかならない」と強調する。

さらに、「このランキングを通じて実現したいのは、良いサービスを提供している企業が正当に評価され、報われる社会」であると位置づけ、「皆さまが1位という旗印を掲げることで、消費者は迷いから解放され、市場全体に健全な競争と信頼が生まれます。その功績は自社の利益にとどまらず、日本のサービス産業全体の水準を底上げする光となります」と主張。

「満足度1位という称号はゴールであると同時に、期待という名のハードルにもなります。一度掴んだ信頼を守り抜くことは、獲得すること以上に困難な挑戦かもしれません。しかし、皆さまならその高い壁も次なる進化の種に変えていかれることでしょう」と期待を寄せた。

授賞式では、佐藤直也代表取締役副社長から各企業の代表者へトロフィーが手渡された。

3年連続の快挙! SBI証券「iDeCo」部門の強み

数あるランキングの中でも、資産形成への関心の高まりを背景に注目を集めたのが金融カテゴリーだ。特に「iDeCo 証券会社」ランキングでは、SBI証券が3年連続で総合1位を獲得。評価項目別でも「取扱商品」で3年連続、「提供情報」で2年連続の首位を飾るなど、圧倒的な支持を見せた。

授賞式後、SBI証券カスタマーサービス企画部の小川正美部長に、受賞の喜びや顧客への思いをうかがった。

  • SBI証券カスタマーサービス企画部の牛島和也課長(左)と小川正美部長(右)

    SBI証券カスタマーサービス企画部の牛島和也課長(左)と小川正美部長(右)

――まず、今回の受賞に対する率直な感想をお聞かせください。

率直に嬉しいです。iDeCoは長く続けていただくサービスですので、入った後にご不満を抱かれることがあってはならないと思っています。今回このような評価をいただけたことは、長くお付き合いいただける証券会社としてお選びいただけた結果なのかなと感じておりますし、非常に光栄に思います。

――3年連続の総合1位という結果になりました。受賞の要因はどこにあると考えていますか?

商品ラインナップやサポートツールの充実が大きな要因だと考えています。弊社では『DC Doctor』というツールを無料で提供しております。iDeCoは制度に則ったサービスであるため、手数料などの面では各社で大きな差が出にくいのが実情で、その中で違いを出せるのは、やはり運用商品のラインナップです。

長く投資を続け、しっかりとパフォーマンスに反映できる商品を厳選している点、そしてポートフォリオの見直しに活用いただけるツールをご提供している点を、お客様に評価いただけたのではないかと思っています。

――今後の取り組みや展望について教えてください。

現状に満足することなく、さらに突き詰めていきたいと考えています。商品ラインナップについては適宜見直しを行っていく方針です。iDeCoは一度選ぶと簡単に変更ができない仕組みだからこそ、お客様としっかりコミュニケーションを取り、将来の資産形成に繋がるファンドを選定し続けることが私たちの使命だと思っています。


20周年の節目に開催された今回のアワードは、企業が顧客とどう向き合うかを改めて問いかける機会ともなった。受賞企業がこの評価をどう次のサービス向上につなげていくのか、今後の取り組みにも注目したい。