「夏場は失速するとかですね、いろいろ言われていて……」。広島・新井貴浩監督の“宣言”に、会場は思わぬ笑いに包まれた。セ・リーグ6球団の監督が集結した記者発表会で、新井監督が語ったこととは――。
「灯セ、みんなで。」プロジェクト
JERA × セ・リーグ「灯セ、みんなで。」プロジェクト記者発表会が9日、都内で行われた。「灯セ、みんなで。」は、JERAとセ・リーグ6球団が、環境・エネルギー問題に対して共に取り組む社会共創プロジェクトで、このプロジェクトを通じて、環境・エネルギー問題への社会の関心を高め、世の中の行動変容を促し、持続可能な未来の実現に貢献していくことを目指すものだ。
記者会見には、 JERAの奥田久栄代表取締役社長CEO兼COO、セントラル・リーグの三原一晃理事長、読売ジャイアンツの阿部慎之助監督、東京ヤクルトスワローズの池山隆寛監督、横浜DeNAベイスターズの相川亮二監督、中日ドラゴンズの井上一樹監督、阪神タイガースの藤川球児監督、広島東洋カープの新井貴浩監督、プロジェクトアンバサダーの伊沢拓司が登壇。プロジェクトナビゲーターの望月理恵が司会を務めた。
現場で気候変動を感じることは?
望月が「今回のプロジェクトの背景には、地球環境や気候変動の問題がありますが、監督の皆様は日々野球の現場に立つなかで、気候変動を感じることはありますか?」と質問すると、池山監督は「去年まで2軍監督を6年間やらせていただいてましたので、夏場の気温はひしひしと暑くなっていますし、去年は猛暑日が40日以上。静岡では歴代2位の気温を身をもって体験しました」と回想。
その上で、「選手のコンディションや試合を観にきてくれているお客さんの健康状態も気になりまして、ぜひプロジェクトには協力していきたいと思います」と意気込んだ。
続いて、藤川監督は「夏の暑さが年々厳しくなっていまして、我々の本拠地は高校野球も行われる甲子園でありますから。高校野球もイニングの問題であったり、2部制になったり、変更が行われているなかで、昨年、阪神タイガースとしてはホーム球場でのハーフパンツの導入、それから短パン・Tシャツでの練習を許可していただいた」と説明。
そして、「阪神、それからセ・リーグ自体も歴史のある球団、リーグでして、なかなかユニフォーム姿(での練習)から、時代の変化に挑戦するということは難しかったんですけれども、ジャイアンツさん含め他球団のビジターで来られる選手、コーチ、スタッフ、監督さんが動きやすいラフな格好で練習してくださっていましたから、いよいよ阪神タイガースもやっと取り入れられたという意味では、もちろん文化伝統はあるんですけども、そういうふうに自分たちから発信していく時代に変わりつつあるのかなと。まだまだ今後新しい時代に取り組んでいきたいなと思っております」と話した。
新井監督「夏場は失速するとかですね…」
最後に、新井監督は「私たちも屋外球場ですし、広島の夏というのはものすごく暑いんですね」と切り出し、「夕方になると凪といいまして、風がパタっと止まるので、湿度も上がってきて、気温が夜になってもなかなか落ちなくてずっと暑いままなのですが、今回変わったこととしては、マツダスタジアムのブルペンには外気を取り入れるために空洞があったんですけれども、そこをしっかり密閉して、ちゃんとエアコンが効くように変えました」と説明。
さらに、「夏場は失速するとかですね、いろいろ言われていて、そういう反省を鑑みて、夏場の試合前は練習をしないとか、東京から移動してのゲームの時は常に休んでおきなさいというふうにやったんですけれども、それでも結果が出ないので、今年からは普通にやらせると思います!」と自虐を交えて冗談っぽく宣言し、他球団の監督たちを笑わせる。
そして、「以上です!」と締めくくる新井監督に、望月が「それは受け止めていいのか分からないんですけども(笑)」と困惑すると、新井監督は茶目っ気たっぷりに笑顔を浮かべていた。















