月刊総務は、「朝礼についての調査」を実施し、2026年3月10日に結果を発表した。本調査は、2026年1月14日~21日の期間、『月刊総務』読者やメルマガ登録者ら287名を対象に、Webアンケートにて実施された。

約7割の企業が「現在実施している」と回答

  • 朝礼を実施しているか

    朝礼を実施しているか

社内で定例の「朝礼・中礼・終礼(以下、朝礼等)」を実施しているか尋ねたところ、「現在実施している」が70.4%となり、多くの企業で朝礼文化が継続されていることがわかった。「現在は実施していないが過去に実施していた」は17.1%、「これまで一度も実施していない」は12.5%であった。

  • テレワークと朝礼実施の傾向

    テレワークと朝礼実施の傾向

また、テレワークを実施していない企業やハイブリッドワークを導入している企業など、出社率が高いほど実施率も高い傾向にある。

実施時間は「朝」に集中、所要時間は10分以内が中心

  • 朝礼を実施している時間帯

    朝礼を実施している時間帯

朝礼等を実施している時間帯(複数回答)は、「朝(始業前・始業直後)」が94.6%で突出しており、次いで「夕方(終礼・夕会)」(18.3%)、「昼(中礼・昼会)」(8.4%)となった。

1回あたりの所要時間は、「5~10分程度」が44.1%で最多となり、「5分未満」(26.2%)と合わせると約7割が短時間で運用している実態が明らかになった。

朝礼は対面が主体

  • 朝礼の実施方法

    朝礼の実施方法

朝礼の実施方法について聞いたところ、「対面」が69.8%、「対面とオンラインの併用」が31.2%、「オンライン」が13.4%となった。

目的・内容は「情報共有・業務連絡」が9割超

  • 朝礼の実施目的

    朝礼の実施目的

主な実施目的(複数回答)は、「情報共有・全体周知」が90.6%で最多となり、次いで「業務・タスクの確認」(52.0%)、「組織の一体感・連帯感の醸成」(40.6%)となった。

  • 朝礼の実施内容

    朝礼の実施内容

実施内容(複数回答)についても、「業務連絡・共有事項の伝達」が93.1%、「タスクやスケジュールの確認」が61.4%となっており、連絡・確認型の運用が中心となっている。

テレワーク下では「接続機能」への期待も

  • テレワークにおける朝礼の役割

    テレワークにおける朝礼の役割

テレワークを実施している企業に対し、テレワーク環境における朝礼等の役割について尋ねたところ、「情報共有・全体周知」が66.9%で最多となった。次いで「コミュニケーションの活性化」(49.2%)、「業務・タスクの確認」(46.4%)となり、分散環境において社員同士をつなぐ「接続機能」としての期待がうかがえる。

形骸化防止策は二極化、3割超は「未対策」

  • 朝礼の形骸化対策

    朝礼の形骸化対策

形骸化しないための工夫(複数回答)については、「司会や担当を持ち回りにしている」が44.1%、「社員の発言機会を増やしている」が20.8%、「雑談やライトな話題を取り入れている」が18.8%となった。一方で、「特に工夫はしていない」という回答も32.7%にのぼり、対策の有無で二極化している現状が浮き彫りになった。

約6割がコロナ禍以降も見直し「未実施」

  • コロナ禍以降、朝礼の見直しをしたか

    コロナ禍以降、朝礼の見直しをしたか

コロナ禍以降に実施方法や目的を見直したか尋ねたところ、「見直していない」が59.4%にのぼった。「一部見直した」は30.7%、「見直し、改善した」は9.9%にとどまり、環境変化に合わせた運用の再構築が進んでいない。

  • 朝礼を中止した理由

    朝礼を中止した理由

中止した企業からは「必要性を感じなかった」「形骸化・マンネリ化したため」(各34.1%)といった理由が挙がっており、朝礼の意義そのものへの疑問が背景にある。